■エコツーリズムワーキンググループ
●活動目的
エコツーリズムWGでは、京都における環境調和型観光(エコツーリズム)の実現をめざして活動しています。
京都市の観光入込客数は7年連続の増加で2007年には4,944万5千人に達し、京都市が2000年に宣言した「観光客5000万人構想」の実現も間近に見えてきました。
これら京都を訪れる観光客の方に、交通手段・宿泊・飲食・買い物などさまざまな面で地球温暖化防止やごみの減量など環境に配慮した環境調和型の観光を楽しんでいただくことがWGの目的です。
●メンバー紹介
当WGには、環境調和型観光に関心のある市民をはじめ、観光に関わる仕事をされている宿泊施設や旅行業などの専門家、環境と観光の分野に関連する行政職員、環境関連の調査や環境マネジメントシステムの普及に取り組むNPOのメンバーなど、さまざまな方々が参加しています。
会議への出席等、どなたでもWG活動にご参加いただけます。どうぞ、楽しんでご参加下さい。
●会議等について
WGの運営会議を年に数回程度、主に平日10:00~15:00に開催し、WG活動の進捗状況報告や今後の活動の進め方についての意見交換、またときには専門家の方に講師になっていただいての勉強会を行っています。また、それ以外に各WGプロジェクトの会議、実働作業などを行っています。
会議の開催などの連絡は、主に、フォーラム事務局が管理を担当するWGのメーリングリスト(ML)で行っています。WG活動に参加してみようかとお考えの方には、まずはMLへの登録をお勧めします。MLへの参加を希望される方は、フォーラム事務局まで電子メールでご連絡ください。
●これまでの歩み
1999年4月に第1回の会合を開き、以来、環境に配慮した観光を京都で広めていこうと、様々なプロジェクトを行ってきました。
■観光宿泊施設エコ化プロジェクト(1999年度~2005年度)
京都市内の宿泊施設で、宿泊客へのアンケート調査や施設の環境対策や廃棄物の状況の調査を行うとともに、グリーン購入ネットワーク(GPN)の「ホテル・旅館」利用ガイドラインの策定に参加、協力しました。また、旅館・ホテルに環境問題への取組を進めて頂くためのビデオの制作や宿泊客への啓発ツールの作成、提供を行いました。
■京都エコツアー実践交流プロジェクト(2000年度~2002年度)
2001年12月からパイロット事業として「京都都市型エコツアープロモート手法実証」の調査を行い、京都・サイクリング・ツアー・プロジェクト(KCTP)の実施したツアーをもとに実証実験を行ったのをはじめ、「京都エコツアープログラム」調査やエコツアー実践団体の交流会を開催しました。
■普及啓発・学習活動(1999年度~2007年度)
「エコツーリズム都市・京都シンポジウム」の開催、「エコツーリズム月例セミナー」(全6回)の開催、京都新聞朝刊の連載記事「『おこしやす』を考えよう! 観光活性化のためのエコツーリズム」(計12回)の掲載、冊子「エコツーリズム都市京都に向けて」の発行、シンポジウム「愛を感じる旅をしよう! ~京都におけるエコツーリズム~」の開催、修学旅行生向けのチラシの発行など、環境配慮型観光の普及活動を行いました。
■エコツアー企画(1999年度~2005年度)
次のようなエコツアーも企画実施しています。
- ●「エコマップを作ろう」(中京区 元梅屋小学校周辺)
- ●「京の町家をたずねて」(中京区吉田邸)
- ●「自然100選あじわいエコツアー~森との出会い、森での出会い~」(法然院の森)
- ●「伏見水紀行」(伏見区)「伏見エコ宝さがし講座」(伏見区)
●現在進行中のプロジェクト
2007年度から、これまでの活動の蓄積をもとに、エコツーリズムWGと交通WGのコラボレーションで環境調和型観光を京都に根付かせる新しい総合的な取組を始めています。
2007年度には、これまでの両WGの活動で得た知見をベースに、旅行業・宿泊施設・交通事業者などにヒアリング調査を行い、さまざまな主体間の連携に注目しながら京都における環境調和型観光の実践のための課題の整理と解決策の提案を行いました。今年度はその成果を受け、また様々な主体が集まって連携するWGの特徴を生かし、各主体単独では解決が難しかった課題に実践的な答えを見つけ、その実現を通じてWGの目的達成に向けた活動を進めていきます。
●ワーキンググループ関連の記事
当サイトのこれまでのニュース記事の中から、エコツーリズムワーキンググループの動きを伝えるものをピックアップしています。ご参照ください。
●ウェブサイト
「京(みやこ)のエコツーリズム」ウェブサイトを開設しています。ぜひ、ご覧ください。