■食の循環ワーキンググループ
食の循環ワーキンググループは、活動を終了し、2008年6月2日のフォーラム幹事会の決定によって廃止されました。以下は活動していた当時の内容です。
●ビジョンと主な取組
食の循環ワーキンググループ(WG)は、京都のような都市で住民が参加し、コミュニティを生かした“食の循環”を実現させる仕組みを模索するため、生ごみ堆肥化の地域モデル実験、農家や先進的な取組をしている団体との交流によるネットワークづくりを行ってきました。
これを通して、生ごみを見つめ、食への姿勢を再考しています。
●メンバー紹介
食の循環WGは、京都で長年、消費者問題に取り組んできたあざみ祥子をコーディネーターとして、月に1回のペースで運営会議を開催しています。
食の循環WGは有志の市民団体、大学研究者などによって構成されています。具体的には、地域の環境グループ「葵エコクラブ」、「京都環境アクションネットワーク」、京都全体で活動する「エコライフ京都」、京都大学や京都府立大学、「KIESS(NPO 法人循環共生社会システム研究室)」の研究者の方々です。
他団体や農家の方とも、学習会や見学会を通じておたがいの意見・情報交流をもっています。そして、それぞれが、今、自分にできることを持ち寄って、活動しています。
●これまでの歩み
■2002年度
食の循環WG設立
食の循環ワーキンググループが設立されました。
2002年度京エコロジーセンター調査研究事業に採択
生ごみの堆肥化をコミュニティ単位で実践している先進事例や、生ごみの堆肥化の方法についての調査研究と、市内で生ごみの堆肥化に取り組む団体・グループの現地見学を行いました。
家庭でできる生ごみ堆肥の作り方の発表交流会実施
京都市内で生ごみ循環に取り組む人、講師ができる人とのつながりをつくりました。
■2003年度
2003年度京エコロジーセンター社会実験支援事業に採択
小学校区レベルでの地域循環のモデルづくりを目指した社会実験の実施(葵・御室)により、住民の間では事前の学習会などにより分別の理解は得られ、実践されることがわかりました。
葵地域モデル
葵エコクラブ、京都府立大学、葵小学校が協働して、家庭からの生ごみ回収実験、府立大学の付属農場での葵小学校環境教育授業、葵エコ農園の運営、農作業についての葵エコクラブ主催の学習会を行ってきました。
御室地域モデル
「京都環境アクションネットワーク」が中心となり、家庭でつくった生ごみ堆肥を使った地域の寄せ植え教室、御室小学校での親子ふれあい寄せ植え教室等を精力的に行ってきました。
堆肥化の学習会を開催、家庭での堆肥化のマニュアル作成
生ごみの堆肥化の理念や方法を広げるために、様々な堆肥化法を紹介する学習教材の作成等を行いました。
●2005年度の活動計画
昨年行ったモデルの社会実験を分析、評価し、政策提言をまとめる。
政策提言に向けての準備
モデル地域における実験を継続し、平行してモデルの分析・評価を行って提言をまとめて、行政関係者と対話をはじめます。また、農家・事業者との連携をはかり、農業で使える堆肥についての研究会、交流会等を行います。
生ごみ堆肥化の普及・啓発
昨年度作成した堆肥の作り方教材を使って、ごみを減らす意義や家庭でできる生ごみの堆肥化の簡単な方法を体験しながら学習する機会をつくります。より多くの方に生ごみ減量、リサイクルのきっかけを与え、仲間づくりを行います。
●食の循環ワーキンググループの動き
活動していた当時の内容です。