■交通ワーキンググループ
●活動目的
交通WGでは、京都における持続可能な社会の実現に向けて、環境に優しい交通体系の創出をめざして活動しています。
運輸部門からのCO2の排出量は、最新(2004年)の数字では京都市全体のCO2排出量の24.6%を占めています。これを大幅に減らすためには、自転車や公共交通機関などの活用、まちづくりの観点からの自動車で移動する必要の少ない都市構造の実現、また物流交通や観光交通の環境対策など、さまざまな観点からの対策の立案と実現が求められます。
交通WGでは、交通政策を担う行政、交通事業を行う企業との対話と協働、自動車利用者への呼びかけ、自転車利用者や歩行者のみなさんのエンパワーメントを通じて、京都議定書採択の地「京都」にふさわしい交通体系の創出をめざしています。
●メンバー紹介
当WGには、公共交通機関や自転車に関心のある市民をはじめ、交通政策やまちづくりの分野に関する行政職員、鉄道・バスなどの交通事業者、大学の研究者などの専門家、環境分野で活動するNPOのメンバーなど、さまざまな方々が参加しています。
会議への出席等、どなたでもWG活動にご参加いただけます。どうぞ、楽しんでご参加下さい。
●会議等について
WGの運営会議を年に数回程度、参加希望の方の都合を伺って日時を設定し開催しています。会議では、WG活動の進捗状況報告や今後の活動の進め方についての意見交換を行っています。また、それ以外に各WGプロジェクトの会議、実働作業などを行っています。
会議の開催などの連絡は、主に、フォーラム事務局が管理を担当するWGのメーリングリスト(ML)で行っています。WG活動に参加してみようかとお考えの方には、まずはMLへの登録をお勧めします。MLへの参加を希望される方は、文末のフォーラム事務局まで電子メールでご連絡ください。
●これまでの歩み
1999年度のWG設立以来、環境に優しい交通体系の創出を目指して、様々なプロジェクトを行ってきました。
■公共交通の活用促進
- ●都心の100円循環バスの導入支援(1999年度~2000年度)
- ●醍醐コミュニティバスの立ち上げ支援(2000年度~2002年度)
- ●VELOTAXIへの支援(2001年度~2002年度)
- ●ウェブサイト「京の交通交流ひろば」の開設(2005年度~)
■自転車利用環境の向上
- ●都心部での特設駐輪場実験(2000年度~2003年度)
- ●京都らしい駐輪器具のデザイン提案(2000年度)
- ●観光レンタサイクル活用支援実験(2003年度)
- ●都市型レンタサイクル導入実験(2003年度)
- ●都心交通社会実験における臨時駐輪場の運営(2007年度)
■都心や観光地におけるエコ交通プランの策定とその実現に向けた活動
- ●都心交通の目標像「都心のエコ交通プラン」の策定(1999年度~2001年度)
- ●都心で活動する「歩いて暮らせるまちづくり推進会議」との協働(2000年度~)
- ●京都市の「嵐山交通対策研究会」への参画(2002年度~)
- ●京都市の「東山交通対策研究会」への参画(2004年度~)
- ●京都市の「歩いて楽しいまちなか戦略推進協議会」への参画(2006年度~)
- ●ESTステークホルダー・ダイアログ(2003年度~)
- ●京都府地球温暖化対策アクションプラン検討委員会(2005年度~)
●現在進行中のプロジェクト
2005年度にスタートさせた「京の交通交流ひろば」プロジェクトでは、インターネットのウェブサイトを発表・交流の場として、京都の交通に関する綿密な取材報告と、それを基にした各種の具体的な公共交通サービスの改善提案を行っています。公共交通事業者が提案内容を実現するなどの成果を上げており、今年度も引き続き活動を行います。
また、2006年度の発足時から参画している京都市の「歩いて楽しいまちなか戦略推進協議会」においては、WGのこれまでの活動を踏まえ持続可能な京都の実現を目指す立場から発言するとともに、2007年10月に行われた都心の社会実験において6日間の臨時駐輪場(11箇所)の運営(総利用台数7,395台)を行いました。今年度も引き続き京都市都心の交通まちづくりに積極的に参画していきます。
並行して、2007年度からエコツーリズムWGの目指す環境調和型観光の実現に向けて、観光交通の分野で調査と施策提案を協力して進めています。
当WGでは、交通の分野のさまざまな領域において、調査分析と施策立案、また現場での事業協力を通じて、本年度も活動を推進していきます。
●ワーキンググループ関連の記事
当サイトのこれまでのニュース記事の中から、交通ワーキンググループの動きを伝えるものをピックアップしています。ご参照ください。
●ウェブサイト
「京(みやこ)の交通交流ひろば」ウェブサイトを開設しています。ぜひ、ご覧ください。