●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

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当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2009/08/03

京グリーン電力制度 太陽光発電設備紹介④
かすがのおひさま発電所・法然院森のセンターおひさま発電所

京グリーン電力制度では、京都市内の太陽光発電設備で作られた電力の持つ、環境にやさしいという価値“環境付加価値”を、証書の形にして、京都市内で事業活動やイベントをされる事業者・行政等に販売しています。売上代金は、太陽光発電の普及のために役立てられます。この“環境付加価値”をフォーラムに提供し、京グリーン電力制度にご協力くださっている発電設備を紹介します。


■ かすがのおひさま発電所 ■
・所在地 京都市伏見区日野田中町16
・所有者 社会福祉法人春日野園
・提供量(2008年度計 9,500kWh相当量)

春日野園は1975年の開園以来、「子どもたちを良い環境の中で育てたい」という思いから、保育園の横を流れる日野川を取り込んだビオトープをつくったり、農園で野菜をつくって収穫するなど、自然に恵まれた環境を活かした保育を行ってきました。

2005年には、保育園が情報発信基地となって、子どもたちはもとより、多くの人たちが環境学習や太陽エネルギーの大切さを学ぶきっかけの場になりたいと考え、「おひさま発電所」を設置しました。現在は、グリーンカーテンづくりなどの活動も行っています。

春日野園 外観 かすがのおひさま発電所の太陽光発電パネル
【写真 左:春日野園 外観、右:かすがのおひさま発電所の太陽光発電パネル】

■ 法然院森のセンターおひさま発電所 ■
・所在地 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
・所有者 宗教法人本山獅子谷法然院
・提供量(2008年度計 1,600kWh相当量)


法然院は、法然上人(鎌倉時代初期)の草庵にその源を発する浄土宗系の寺院です。地域に開かれた寺として、アーティストの発表の場やシンポジウムの会場として寺を開放するほか、自然の一部としての人間の環境との望ましい関わりを模索し、地球の未来へも希望を見出す活動を続けていこうと、1993年に「法然院森のセンター(共生き堂)」を設立しました(NPOフィールドソサイエティーが運営)。2001年に、おひさま発電所1号機として森のセンターに太陽光発電パネルを設置しました。また、森のセンターでは大文字山での自然観察会の開催など、環境教育施設としての活動を行っています。

法然院森のセンターおひさま発電所の太陽光発電パネル 法然院の庭
【写真 左:法然院森のセンターおひさま発電所の太陽光発電パネル、右:法然院の庭】