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■記事

2009/09/04

京グリーン電力制度 太陽光発電設備紹介⑤
第二あけぼのおひさま発電所・真宗本廟(東本願寺)御影堂素屋根

京グリーン電力制度では、京都市内の太陽光発電設備で作られた電力の持つ、環境にやさしいという価値“環境付加価値”を、証書の形にして、京都市内で事業活動やイベントをされる事業者・行政等に販売しています。売上代金は、太陽光発電の普及のために役立てられます。この“環境付加価値”をフォーラムに提供し、京グリーン電力制度にご協力くださっている発電設備を紹介します。


■ 第二あけぼのおひさま発電所 ■
・所在地 伏見区清水町877 社会福祉法人曙福祉会 第二あけぼの保育園
・所有者 社会福祉法人曙福祉会
・提供量(2008年度計 3,700kWh相当量)

第二あけぼの保育園では、2002年に「おひさま発電所」を設置しました。園児たちは、発電状況が分かる表示盤の絵を見て「おひさま頑張ってるー」「ありがとう」などと歓声を上げ、太陽エネルギーに関心を持っていることが分かります。さらに環境への関心を高めるため、翌年には雨水タンクを設置しました。貯められた雨水は園庭の植物や野菜などの水やりに利用したり、泥あそびで使ったりしています。京グリーン電力制度には、京都で自然エネルギー発電設備が少しでも増えていってほしいという思いから協力しました。今後も、地域からの環境の情報発信源として、ますます活発に環境の取組を進めていきます。

第二あけぼの保育園 外観 エコ夏祭りの様子
【写真 左:第二あけぼの保育園 外観、右:エコ夏祭りの様子】

■ 真宗本廟(東本願寺)御影堂素屋根 ■
・所在地 京都市下京区烏丸通七条上る
・所有者 宗教法人真宗大谷派
・提供量(2008年度計 6,400kWh相当量)

東本願寺は、親鸞聖人を宗祖とする真宗大谷派の本山です。地域に開かれた、環境と調和したお寺を目指して「東本願寺と環境を考える市民プロジェクト」を環境NPO等とともに組織し、お寺の庭園やお堀を使っての観察会や、環境取組のパネル展示会などを行ってきました。

2011年の親鸞聖人750回御遠忌の特別記念事業として、真宗本廟両堂等の修復を行う中で、環境に配慮した修復を意識し、御影堂の素屋根に太陽光発電パネルを設置するほか、雨水利用、瓦の再利用などにも取り組んできました。京グリーン電力制度には、お寺の環境CSRの一環として協力しました。今後も様々な取組を通して、ますます地域に開かれた、環境と調和したお寺を目指していきます。

東本願寺の庭園・枳殻邸(きこくてい) 環境教育、自然観察会の様子。後ろに見える白い建物が御影堂素屋根で、素屋根の上に太陽光発電パネルが設置されている。
【写真 左:東本願寺の庭園・枳殻邸(きこくてい)、右:環境教育、自然観察会の様子。後ろに見える白い建物が御影堂素屋根で、素屋根の上に太陽光発電パネルが設置されている。】