●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2006/09/27

KES認証取得企業の声 特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター
「NPOならではの、環境にプラスになる取組を推進」

きょうとNPOセンターは、京都市市民活動総合センターの指定管理者として管理・運営を行っています。指定管理者には環境への配慮が求められるようになってきており、ISO14001やKES等の認証取得も1つのツールとして、いずれ必要になるとのことです。また市民活動を支援する公共施設として、KESという、パートナーシップでつくられた環境マネジメントシステムを導入して、環境問題への取組を進めていきたいと考え、KESを認証取得しました。当センターには、平和や福祉など、様々な分野で活動するNPOが関わっています。そういった環境以外の分野のNPOが環境問題への取組を行うのは、他にあまり例がありません。

認証取得後1年目は紙・電気の使用量削減やグリーン購入の拡大といった取組を行いましたが、今年度は、NPOセンターだからこそできるような、「社会へ積極的に発信・提案していく」「それぞれのNPOの目的・理念にあった環境に良い事業を行っていく」といったプラスの取組を重視しています。例えばNPOを対象にした環境マネジメント講座の開催や、メールマガジンやニュースレターでの意識啓発などを行っています。当センターを利用しているNPOから、取組への提案がされることもあります。

それぞれのNPOには、なぜ環境問題に取り組まなければならないのか、もっと伝えていきたいと思っています。例えば、子育て支援などは、環境と直接関係がないように見えても、将来子どもが大きくなったときにも、きれいな地球環境が残っているように、本当は環境への配慮が必要なはずです。その上、マネジメントシステムを広げていくことは、それぞれのNPOの活動の効率化にもつながります。

今後は京都で活動するNPOを対象に環境への配慮に関する意識調査を行いたいと思っています。その上で、当センターならではの環境問題への取組を検討し、すすめていきたいと考えています。

(事業コーディネーター 戸田幸典さん)



NPO対象の環境マネジメント講座で、きょうとNPOセンターの取組を説明する戸田さん