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■記事

2009/06/02

2009年4月20日
京都環境コミュニティ活動(KESC)プロジェクト 2008年度活動報告会

フォーラムでは、京都のそれぞれの地域で、事業者・学校・住民などの各主体が協力して環境問題に取り組む仕組みづくりを目指す「京都環境コミュニティ活動プロジェクト(以下KESCと言う)」を2006年度より実施してきました。今回、2008年度に活動した4つのチームが活動を発表し、参加者同士の交流を深めるとともに、プロジェクトに関心のある市民に活動について知ってもらうため、「京都環境コミュニティ活動プロジェクト 2008年度活動報告会」を開催しました。


■ 各チームの参加者からの報告内容 ■

□ 自然エネルギー環境学習チーム
  (生田産機工業株式会社 渡辺千裕氏)

4事業者が合同で、伏見区の藤ノ森小学校、北醍醐小学校で環境学習を行いました。先生から、「家に帰って話をした子も多かったようで、保護者からも、よい経験をさせていただいたと好評でした」というお手紙をいただきました。児童たちに伝えようとすることで、自分たちも成長できます。新聞で取り上げられ、会社としての宣伝効果もありました。


□ 交通環境学習チーム
  (株式会社エコロ21 山沢邦良氏)

仕事で車に関わる5つの事業者が、中京区の朱雀第四小学校、右京区の南太秦小学校で環境学習を行い、児童に地球温暖化を防ぐために何ができるかを考えてもらいました。今後は、KESCの担当者が、KESCへの参加の意義を、社内で広めていくことが大切だと思います。

□ 市民共同おひさま発電所づくりチーム
  (公栄運輸株式会社 山本龍太郎氏、チーム員)

前年度に太陽光発電パネル設置のための寄付を行った、伏見区のつくし保育園で、環境学習の一環として紙芝居を上演しました。「CO2が増え続けると、地球はどうなっていくのか?」をテーマにした紙芝居を、5事業者・市民から成るチームで、シナリオから色塗りまで手作りしました。(報告会では紙芝居が上演されました。)

□ 水源の森づくりチーム
  (月桂冠株式会社 白潟昌彦氏)

山間部での開発や行き過ぎたスギやヒノキの人工林化などにより、生態系が変化し、森林の保水力の低下や災害が起こるようになっています。チームには6事業者が参加し、右京区京北でスギの放置人工林の間伐や、左京区花背地域の住民との交流を行いました。今年は地元と連携して森林保全活動を行うとともに、小学校等で森の大切さについての環境学習を行っていきたいと考えています。

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会場を交えた意見交換では、「KESCへの参加を社内で業務として位置付け、他の社員にも参加を促すためにはどうすれば良いか」、「チーム間の連携により、更に面白い取組ができる」といった質問や意見が出されました。

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こどもたちが目を輝かせ、楽しく環境問題に取り組み、さらに家族・地域へも浸透すれば、環境問題に取り組むことが、これからは当たり前のことになるのではと思います。2009年度は、新たな地域やテーマでの実施、チーム同士の連携など、これまで以上に発展した取組を目指します。皆様のご参加をお待ちしています。(担当:上野)