■エコミュージアムワーキンググループ
エコミュージアムワーキンググループは、活動を終了し、2008年6月2日のフォーラム幹事会の決定によって廃止されました。以下は活動していた当時の内容です。
●ビジョンと主な取組
エコミュージアムとは、地域丸ごと博物館の意味であり、地域固有の環境を守り育てていくとともに、地域社会のつながりを大切にしながら地域経済を発展させるための学びの活動です。そこで、当WGは、長期計画としては、京都市全体をまるごと博物館と見立てたエコミュージアムの実現を目指しています。中期計画としては、大原野森林公園(森)を京都まるごと博物館の1つの展示場所と見立てて、森のまるごと博物館を実現します。
●メンバー紹介
メンバーは、西山を舞台として活動する自然保護団体の人々、里山に関心のある人々、エコミュージアムに関心のある人々(コンサルタント、研究者、学生など)などが中心です。大原野森林公園の管理を委託している地元の大原野森林公園運営管理協会の人々や、委託元の京都市建設局緑地管理課と連携しながら、活動を進めています。
●これまでの歩み
■2000年度
エコミュージアムWGが活動を開始しました。先進地での活動の様子を聞き、体験する研究例会を第1回から第8回まで開催しました。
■2001年度
第9回から第14回までの研究例会を開催しました。
■2002年度
大原野森林公園をエコミュージアムのサテライトと見立てて活動を始めました。
■2003年度
大原野森林公園において、次のような活動をしました。
- 地元の人々と「森の案内所」の展示物を創るワークショップを兼ねた、大原野森林公園運営管理協会の楽しい研修をしました。
- 森の案内人のメンバーとともに公園内の調査をしました。貴重な植物も、シカに食べられる獣害にあっています。対策をねらないと……。
- 大原野森林公園にある炭窯で、炭焼きと、その記録づくりをしました。
- 人工シュラによる間伐材の集材実験をしました。
人工シュラを使った集材作業
丸太(ログウッド)ボイラー
■2004年度
メディアミックス(様々な媒体を組合せた)展示の企画・実施を行いました。
- ●森の案内所の展示用A1パネルポスター10枚を作成しました。
- ●森林公園の紹介ビデオを制作しました。
- ●森林公園のWebページを準備しました。
- ●森林公園の案内用パンフレットの計画を検討しました。
公園の情報をデジタル化して管理し、ポスター等を用いてわかりやすく共有を提供しています。
●2005年度の活動計画
次のような活動を計画しました。
- ●Webページの技術を用いたWG内のコミュニケーション・システムの整備
- ●森林公園のWebサイトの第1次整備の完成と公開
- ●訪問者が一人で散策できる森林公園の案内用パンフレットの完成と配布
- ●森の案内所の現物展示の充実
- ●音声や動画のデジタルな記録方法の検討
- ●市民向けの自然観察会の企画と実施
- ●適正な公園利用のための公園管理の方法の検討
- ●大原野の地元と市民に対して、木質バイオマスの調査の成果を共有する発表会の実施
●エコミュージアムワーキンググループの動き
活動していた当時の内容です。