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当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

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■記事

2006/04/12

平成17年度 第3回環境活動交流会(報告) 2月12日(日)開催
「愛を感じる旅をしよう ~京都におけるエコツーリズム~」

2月12日開催のシンポジウム「愛を感じる旅をしよう~京都におけるエコツーリズム~」(主催:京エコロジーセンター 協力:京のアジェンダ21フォーラム)には、50名の参加がありました。

基調講演では宗田好史先生(京都府立大学人間環境学部助教授)から、「京都市内のエコツーリズムとは、年間約4500万人訪れる観光客の旅のあり方を、どのようにエコツーリズム※に変えていくかという議論である。一方、京都府北部などのエコツーリズムは、観光客を新たに呼び込むための議論で、両者は違う考え方である」とお話しされたことが印象的でした。

パネルディスカッションでは、高田光治氏(財団法人京都ユースホステル協会)が司会を行い、パネラーの下村委津子氏(京都グリーン購入ネットワーク)、宮脇健氏(株式会社京都ホテル)、十倉(エコツーリズムワーキンググループ)が、それぞれの団体における環境への取組について紹介し、それをもとにして京都におけるエコツーリズムについて充実した議論が行われました。

参加者アンケートには、「ぜひこのような会を継続して開いてほしい」、「複数の立場から話を深く聞けて大変新鮮で勉強になった」といった共感、応援のほか、「京都における観光客の多くが中高年の女性であり、リピーターが多く、自分へのお土産を買って帰るという面白い情報が聞けて楽しかった」というような感想もありました。

また企業からの参加者は「今後の企業の責任を感じ、環境に対する取組を改めて考えていきます」といった意見もくださり、心強く思いました。

京都市内でエコツーリズムの話題を、気楽に皆で語り合える場がもっと増えればと思っています。そのためにエコツーリズムWGがある、と気持ちが引き締まりました。


※エコツーリズム:訪問先の環境を傷つけることなく、その土地特有の自然・生活文化などの資源を持続させていくような旅を表す概念(エコツーリズムWG コーディネーター 十倉真未子)