●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2007/02/28

イベント報告
平成18年度 第2回 環境活動交流会
愛を感じる旅をしよう2007 ~京都におけるエコツーリズム~

日時:2007年2月11日(日)13:30~15:30
会場:京都市男女共同参画センター「ウィングス京都」セミナーB
主催:京エコロジーセンター
協力:フォーラムのエコツーリズムWGおよび交通WG

■基調講演「未来につながる京都観光」 ~持続可能な京都観光を目指して~

講師 宗田好史氏(京都府立大学助教授、新京都市観光振興推進計画策定委員会座長代理・受入環境部会長)

日本国内の人々の勤労時間の短縮が生み出した旅行の増大も一段落し、将来の年齢階層別人口構成をみても、将来の京都が観光リピーター層を確保し続けるにはこれからはかなりの工夫が必要になるだろう。その工夫のモデルケースとしても、エコツーリズムの考え方を取り入れた、目の肥えた人々に受け入れられる京都旅行の提案が重要になるだろう。

■事例報告・パネルディスカッション

○事例報告:「宿泊施設の環境対策」

大久保厚氏(コープイン京都)

平均的なホテルのエネルギー消費が3750MJ/㎡ほどのところを、当ホテルはさまざまな工夫で2924MJ/㎡に抑えている。今後さらに取組を発展させるために、お客様の協力を得ることやエコツーリズムの推進に取り組みたい。

○事例報告:「まちなか観光の可能性」

山田章博氏(市民空間きょうと)

まちなかの「ふつう知らない仕事」が見られる体験型旅行を、それに価値を認める旅行通に紹介するチャンネルを確立したい。都心地区に“まちのコンシェルジュ(ホテル等で宿泊客のあらゆる要望に対応し、案内する「総合世話係」、「よろず相談承り係」というような職務を担う人の職名)”を多数配置し都心の営みそのものを観光資源化したい。

○事例報告:「京都市の秋の観光交通対策」

長谷川吉典氏(交通WG)

毎年恒例の11月の嵐山・東山の交通対策とパーク・アンド・ライドを紹介。普段はともかく観光ピーク時にはマイカー受け入れは無理という現実を踏まえて、公共交通機関中心に質の高い観光交通サービスを実現することが望ましい。


意見交換の中で、宗田先生からエコツーリズムWGに対し、発表内容を踏まえて新しい興味深い旅行プランの検討が提案されました。WGでの検討を経て具体化されることが期待されます。


環境活動交流会の様子(ウィングス京都)