■記事
2005/05/01
えこまつりWG 2004年度活動報告
えこまつりワーキンググループでは、平成16年度、主に以下の課題について取り組みました。
●えこまつりのサポート体制の検討
「リターナブル容器システムの運営には人手の確保と養成が必要である」ことが平成15年度の課題として残っていたので、「いかに地域において人材を養成・調達し、広げていくことができるか」をテーマに、WG内に「えこまつりサポート体制研究会」を設置し、具体的な検討と実践を行いました。主には「えこまつりサポーター養成講座Vol.1」と題し、3回連続講座を市民向けに開催。それと同時に、地域のえこまつり普及・拡大にあたり、協力してくださる方々に「えこまつりサポート体制検討委員」になっていただき、現状の共有とこれからについて議論を行ってきました。実際、えこまつりのサポート体制を地域において構築するためには、コスト面での負担をいかに少なくするかが課題として残り、引き続き今年度も検討を行っていくこととしました。
●事業化に向けた車両とロゴマークの開発
市民へのコスト面での負担を減らすと同時に、システムとして地域に根付かせ普及を計ることを目的として、食器洗浄機搭載車の開発に取り組みました。この取組は総合デザイン会社であるGK京都と共に戦略を練り、環境省や(財)地球・人間環境フォーラムの協力のもと行いました。
それと同時に全国で使用される「リユースマーク」の開発に取り組み、京都からリユースの発信を行う基盤整理を行いました。
本年度4月1日には「環境対策支援便RE-ECO」が発表されました。これはNPO地域環境デザイン研究所ecotoneと京都ラジオカフェ(株)が主体となって、前述の車両を使って開発した環境対策支援事業で、これからの展開が注目されています。
●全国の取組のネットワーク創出
3月に新潟で開催された「第2回リユース食器フォーラム」にて京都の取組を発表すると同時に、ネットワークとして、リユース食器の普及・拡大を計っていくための課題の整理と方策について議論しました。(http://www.reuse-network.jp/)
本年度は京都でのリユース食器フォーラム開催に向けて目下準備中です。
WG活動も今年で5年目となり、年々「えこまつり」の輪が広がっていっていることを実感しています。えこまつりWGでは、さらなる活動の発展に向けて頑張っていきますので、本年度もどうぞよろしくお願いします。