■記事
2005/09/28
えこまつりを広めよう
えこまつり認証制度の立ち上げに向け、調査活動開始
ごみの削減など環境に配慮したお祭り(えこまつり)を各地に広げていくためには、まずお祭りの主催者側の取組が必要です。しかし、環境によいという理由だけでは、費用や人手がかかる環境対策に取り組んでもらうのは難しいのが現状です。そこで取組をうながす何らかの仕組が求められています。
企業などの経営に当たって、環境への負荷を管理・低減するための仕組がKESやエコアクション21といった環境マネジメントシステムです。企業などの組織は、こういった環境マネジメントシステムの認証を取得することによって、環境配慮における社会的責任を果たしているという証明を得ることができます。そこで、えこまつりの分野でも、認証制度を導入すれば、えこまつりが各地に広まっていくのではないかと考え、検討を行っています。認証制度を立ち上げるには、運用組織をどうするか、えこまつりをどう定義するかといった課題も多いので、まずは各地で自主的に行われているえこまつりの実態調査を始めました。
具体的には、各地の地方自治体が環境に配慮したイベント(以下、エコイベント)に関するマニュアルやガイドラインを持っているので、その中身や利用状況を分析しています。また、フォーラムのように、環境活動支援ネットワークと行政が連携をとっているケース、または行政が主体となっているケースなど、様々なケースがありますが、どういった経緯でその枠組が作られたのかをヒアリングしています。
来年2月頃にはこの調査結果を発表する予定です。
現在、この調査活動を一緒に行うメンバーを募集中です。関心をお持ちの方はフォーラム事務所までご連絡ください。