■記事
2005/10/15
えこまつりワーキンググループ活動報告 10月1日、2日 「Cap Festa」
環境に配慮したお祭りが徐々に普及、食器の貸出も好評
10月1日、2日に梅小路公園にて開催された京都青年中央会主催の「Cap Festa」では、約3万人が会場に訪れ大きな賑わいを見せました。このイベントの内藤実行委員長は、KES STEP1の認証を取得している(株)ONEの方で、フォーラムを通してえこまつりWGの活動を知り、「Cap Festaで環境対策を具体的に取り入れてみたい」と思われたそうです。
当日は「環境対策支援便RE-ECO」も出動し、23の飲食店舗全てにリユース食器※を導入。販売されたおよそ15,000食分の食器は、主催者のみならず出店者、地域の小学生など計70人ほどが力をあわせて洗浄しました。このような大規模なイベントでのリユース食器の全店舗導入は、日本で初めてのことです。
出店者への事前学習会の実施、徹底した分別回収の結果、ごみとして出されたのは、90リットルの袋5つ分の燃やすごみのみでした。2年に1回開催されるこのイベントでは、これまで毎年200袋以上のごみが出ていたそうです。来場者や出店者からの評価も高く、ごみ減量に向けた大きな啓発効果があったと言えます。
※リユース食器:使い捨てでない、洗って何度でも使える食器
また、えこまつりWG有志で構成するえこまつりサポート体制研究会が実施しているリユース食器の無料貸出(京都市内に在住、又は勤務する方が平成18年2月28日までに行う催しが対象)もとても好評です。保育園のバザーやバーベキュー、小さな音楽イベントや結婚式など、様々な場で活用されるようになりました。今は期間限定の無料貸出ですが、利用者にアンケートを実施して使用状況を調査し、本格的に実施できるか研究しています。みなさんも身近なお祭りやイベントで、ぜひリユース食器を使用してみてください。