●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2006/04/12

3月3日(金)~4日(土)
第3回全国リユース食器フォーラムを開催しました(報告)

第3回目のリユース食器フォーラムを京都で開催しました。このフォーラムは、毎年、「リユース食器ネットワーク」(全国各地でリユース食器利用の推進を目指し、具体的な活動を行うNGO/NPOや自治体からなるネットワーク組織)のメンバーが中心となって開催しています。今回のフォーラムではリユース食器※を利用して、ごみ減量や地球温暖化防止に取り組む全国各地の団体や個人が集まり、2日間にわたって情報交換や課題解決に向けた議論を行いました。えこまつりワーキンググループ(WG)では、この事業を本年度の活動の中心に位置付け、昨年から時間をかけて企画を練ってきました。

※リユース食器:使い捨てではなく、洗ってまた使える食器。

●1日目

京エコロジーセンターで開催。主な参加対象者は「全国リユース食器ネットワーク」のメンバーでした。

◇第1部 オープニングセッション
各地域でリユース食器利用の普及啓発をしている16団体から、それぞれの取組を発表していただきました。
◇第2部 テーマセッション
多くの団体が共通して課題としている「食器の回収方法」と「洗浄方法などの衛生面」について白熱した議論を展開しました。今すぐに結論が出る問題ではありませんが、それぞれの経験を情報交換することで、課題の解決に向けて大きな一歩を踏み出すことができることを感じ、ネットワークの有効性を参加者一同が再確認しました。

その後、会場を京都三条ラジオカフェに移し、懇親会を開催。オーガニック料理は全国の方々に大変好評でした。

●2日目

一般参加者も対象に、エコホテル(熱心に環境問題への取組を行っているホテル)として有名な京都ホテルオークラで開催。

◇第3部 パネルディスカッション
リユース食器利用の普及のための、NGO/NPO・行政・企業のパートナーシップのあり方について議論を行いました。
◇第4部 分科会
第3部の議論を受けて、「まちなかでリユース!~アミューズメント施設での利用~」と「パートナーシップで広がるリユース!~行政や企業との連携を例に~」の2つの分科会に参加者が分かれて、それぞれ各地の取組の情報・意見交換と課題の解決に向けた議論を行いました。

今回、全国から、また地元京都から、のべ110名とたくさんの方々に参加いただくことができました。2日間を通し感じたことは、全国で同じビジョンを持った仲間たちがこんなにもたくさんいるという心強さです。リユース食器利用の普及にはまだまだ課題はたくさんありますが、このフォーラムをきっかけに、さらに活動の輪を広げられればと思います。