■記事
2006/04/12
京都市主催「環境先進自治体会議」にて
「循環型のまちづくり~脱・使い捨て宣言~」を実施 2月17日(金)
「環境先進自治体会議」において、当フォーラムは京都市と、分科会「循環型のまちづくり ~脱・使い捨て宣言~」を共催しました。企画は当フォーラムのえこまつりワーキンググループ(WG)が担当しました。
お祭りやイベントなどにおける環境対策、特にリユース食器を利用した取組事例の紹介と、「リユース食器の現在・未来」と題したパネルディスカッションの2部構成で行いました。
地球・人間環境フォーラムの平野喬氏からは、日本全国のサッカー場やドイツで、リユース食器で飲み物を提供するといった先進的な事例を、横浜市資源循環局の榛澤(はんざわ)俊成氏からは、横浜市のごみ減量の取組を報告いただきました。また、えこまつりWGの山本みか氏からは、WGの取組報告が行われました。そして、コメンテーターの内藤正明氏(当フォーラム代表、NPO法人循環共生システム研究所代表)が、循環型のまちづくりに関する情報を提供し、各パネリストに質問を行い、白熱した議論が繰り広げられました。
ディスカッションの中では、リユース食器利用で生じるコストを誰が負担するのかという問題や、衛生面での問題が課題としてあげられました。課題解決に向けて、全国でリユース食器利用に取り組む団体同士が、情報交換や調査研究を行っていくことが必要だということを確認しました。また、リユース食器利用のさらなる普及には、NPO/NGO・行政・企業の垣根を越えたパートナーシップが重要であるという意見が出されました。