■記事
2007/08/30
環境にやさしいお祭りの普及を目指しています
えこまつりWG - 環境にやさしいお祭り・イベントの普及を目指します。
えこまつりWGは、その名前のとおり、環境にやさしいお祭りや各種イベントの実現と普及を目指して活動しています。
お祭りなどにおける大きな環境負荷といえば、皆さんも思いつかれると思いますが、飲食に用いた紙コップや紙皿などの“使い捨ての食器”が、イベントが終わった後に大量のゴミになります。そこで、えこまつりWGでは、この使い捨ての食器の削減のために「リユース食器」の導入・普及を中心に活動してきました。
進む「リユース食器」の導入
- 2006年には市内の約100件のお祭り・イベントで「リユース食器」が使われました!
えこまつりWGでは、2003年度からコップ・皿・丼・箸などの各種「リユース食器」の貸出を始めました。最初は実験的な取組としてスタートしましたが、次第に口コミなどにより、貸出の希望が増加してきました。そこで、2005年の4月から、WGの一員であるNPO法人地域環境デザイン研究所ecotoneが本格的な事業として貸出を行うようになりました。
2006年の1年間には、京都市内で開催された約100件ものお祭りやイベントに「リユース食器」の貸出が行われた結果、50万個におよぶ使い捨て食器の使用をなくしたものと推計され、ゴミの削減によるお祭り・イベントの環境負荷の軽減に大きな効果を上げました。
リユース食器が導入されたお祭り・イベント (対象:京都市内で2006年1月~12月に開催されたもの) |
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(NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone提供) |
リユース食器貸出希望の方は下記連絡先まで NPO法人地域環境デザイン研究所ecotone |
さらに普及中 - 2007年度は各区の「ふれあいまつり」がリユース食器を導入
えこまつりWGでは、京都市の循環型社会推進課と、京都市民に身近なお祭り・イベントにリユース食器を普及させてしていくことを目指して意見交換を進めてきました。
その一環として、まずは市民のみなさんにリユース食器を導入したお祭り・イベントを体験してもらうため、各区で毎年開催している「ふれあいまつり」で導入することになりました。京都市の2007年度の区民提案型パートナーシップ事業「有料指定袋制の実施に伴う財源活用事業」を活用して、6区役所・支所の「ふれあいまつり」で導入決定しており、さらに3区役所・支所で検討中です。
えこまつりWGでは、これら「ふれあいまつり」をモデルにして、近い将来にも、各学校区、自治会単位で開催される夏祭り、地蔵盆等でリユース食器をはじめとする環境に配慮した催しが拡がることを期待しています。
リユース食器を導入する「ふれあいまつり」 |
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えこまつり普及をあなたの手で! - 「おまつり観察シート」ご記入のご協力を!
えこまつりWGでは、お祭り・イベントの環境負荷の軽減のためには、リユース食器の導入だけでなく、自然エネルギーや公共交通機関の利用など、総合的な取組が重要だと考えています。
そこで、WGでは今年度、京都で開催されているお祭り・イベントについて「お祭り調査シート」を用いた総合的な実態調査を行うことにしました。
フォーラム会員の皆様には、お近くで開催される、秋祭りや運動会、ふれあいまつり、また会社などの親睦イベント、レクリエーション大会などに参加された折りに、「お祭り調査シート」にご記入いただきますよう、よろしくお願いします。もちろん、主催者の方からの情報提供も大歓迎です。「おまつり観察シート」は、11月30日の締切までにフォーラム事務局までお寄せください
- おまつり観察シート(PDF)