■記事
2007/07/26
交通WGのウェブサイト「京の交通交流ひろば」
★3年目に入って、好評運営中です
交通WGでは、インターネットでウェブサイト「京の交通交流ひろば」を運営しています。おかげさまで開設3年目を迎え、毎日多くのアクセスをいただいています。まだご覧になっていない方も、ぜひ一度「京の交通交流ひろば」をご訪問ください。
★交通をテーマに提案と実現の橋渡しを目指します
交通は誰にとっても身近なテーマです。それだけに、普段利用しているバスや鉄道、自転車、そしてマイカーなどについて感想や意見をお持ちの方が少なくないと思います。
最近では、こういった意見を書き記して、個々にインターネットのブログ等で公表される方も少なくありませんが、公表した意見や提案を実現に結び付けるには、市民の側も一方的な苦情・要望の表明者にとどまらず当事者意識をもって臨む必要があるとともに、市民と行政機関(自治体・警察等)と交通事業者(交通局・民営鉄道会社・民営バス会社・タクシー業界等)とのパートナーシップの実現が必要だと、交通WGでは考えています。
ウェブサイト「京の交通交流ひろば」は、インターネット掲示板を中心に、優れた交通サービスの紹介や建設的な提案を数多く掲載することで、3者(市民・行政機関・交通事業者)が協働して京都の交通をより良くしていく一助となることを目指して運営されています。
★建設的な提案が交通事業者を動かし始めています
2006年3月の市会において京都市交通局は「京の交通交流ひろば」に言及して「今後も含めまして十分注視をさせていただきまして、採り入れられる所は採り入れて参りたい」と発言しました。その言葉通り、「京の交通交流ひろば」に提案された提案のうち、市バスや地下鉄のサービス改善に関する複数の案件が交通局によって実現されています。
① 交通サービス等の現状を綿密に取材・調査し報告
② 調査・取材結果をもとにサービス等の改善案をとりまとめて提案
③ 提案を見た交通事業者や行政機関ができるものから改善を実施
④ 改善された内容と改善効果を再び取材調査し報告
①②④を行うのは市民の役割です。また、交通事業者や行政機関が③で提案を実現することで、はじめて現実の交通が改善されます。このプロセスは、各主体単独では実現できません。市民と交通事業者や行政機関とのパートナーシップが不可欠といえるでしょう。
交通の分野で上記の建設的な改善プロセスが実際に動き始めている事例として、「京の交通交流ひろば」の取組は全国の政令指定都市で唯一のものとなっています。
★あなたの取材・提案が現実の京都の交通を変えます
交通の問題を身近に感じているあなたも、「京の交通交流ひろば」に参加しませんか? 参加に必要なものは、あなたの参加の意志だけです。
レポーターになるのに、資格申請などは必要ありません。「京の交通交流ひろば」の掲示板には、どなたでもレポートや提案の書き込みができます。
掲示板の記事の数は、現在1300本を超えています。掲示板の既存の記事を参考に、交通事業者や行政機関が知りたい、利用者・市民の視点から見た現場の様子、また問題点の指摘と改善方策の提案について、どうぞあなた固有の視点からの書き込みを、ご遠慮なくなさってください。
交通WGでは、今後とも、京都市交通局に加えて他の交通事業者や行政機関等ともパートナーシップの形成を進め、環境にやさしい交通体系を京都に作り出すことを目指した活動を続けていきます。
ご存知ですか?
これからの暑い季節に冷房の効いた場所で市バスが来るのを待つことができる、地下鉄駅コンコースの接近表示と市バスのりば案内です。「京の交通交流ひろば」では交通事業者のサービス改善事例も積極的に紹介します。(写真は地下鉄烏丸線丸太町駅)