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■記事

2007/10/31

「歩いて楽しいまちなか戦略」社会実験
フォーラムと京都市のパートナーシップで臨時駐輪場を運営
目標の利用者数と調査を達成

京都の都心の将来像をつくる上で、たいへん大きな意義のある実験とマスメディアでも報じられたとおり、10月5日~14日の期間で「歩いて楽しいまちなか戦略」社会実験が四条通を中心とした都心部で行われました。

○将来を占う12・13・14日の四条通「トランジットモール」実験

京都市では今、「歩いて楽しいまちなか戦略」と名づけて、近い将来の都心の姿を描き、その実現に向けた多数の関係者の合意形成に向けて、協議会を設置して精力的に話し合いを進めています。フォーラムもこの協議会に参加しています。

都心のメインストリートである四条通においては、マイカーを使わず、徒歩と公共交通機関(鉄道・バス・タクシー)で多くの人が訪れる「トランジットモール」という将来像を検証する実験が行われました。これは3日間の中で時間を決めて、四条通の車道を往復2車線へと半減させるとともにバス・タクシー専用とし、その分で歩道の幅を今の2倍に拡げてゆったりと歩ける状況を、実際に市民に体験してもらおうというものです。

12日夕刻以降と13・14日正午からの実験の様子がテレビ等で報じられ、ねらいどおり、公共交通がスムーズに運行され、広い歩道をゆったりと歩く人々で賑わう、新しい都心の姿が実現しました。


【写真】四条通「トランジットモール」のようす

○フォーラムは9日~14日の6日間、臨時駐輪場を運営

さて、環境にやさしい交通手段として自転車がありますが、都心においては放置自転車を無くすなどルールとマナーを守って自転車を利用してもらうことが重要な課題になっています。

フォーラムの過去の交通WGを中心とした交通分野の活動実績が評価され、今回の社会実験において、京都市とのパートナーシップで都心に臨時に開設される駐輪場の運営と利用者調査を実施することになりました。

社会実験期間の後半6日間、さまざまな団体・個人が集うフォーラムのパートナーシップ組織としての力を遺憾なく発揮し、延べ250人の運営スタッフの参加を得て、都心の11箇所の臨時駐輪場を運営しました。

臨時駐輪場の利用者数は日を追って増え13日・14日は一日2000台の利用があり、京都市による撤去の強化とも相まって、日ごろ放置自転車の目立つ箇所から放置自転車が全く無くなるなど、所期の目標を達成しました。

また、今回の臨時駐輪場の運営にあたっては、利用者に対し「どこから自転車で来たのか、どこへどんな目的で行くのか」といった自転車利用者の行動に関する聞取り調査を行いました。

運営スタッフの熱心な努力で、実に臨時駐輪場利用者の過半数から答えていただくことができ、今後の都心の駐輪場整備を計画する上で欠かすことのできないデータを得ることができました。


【写真】一杯になった臨時駐輪場


【写真】放置自転車の消えた寺町通

○注目される今後の動向

社会実験では、自動車や歩行者の交通量の調査、またアンケートによる来訪者や地元の意向調査など、自転車利用実態の調査のほかにも京都市によるさまざまな調査が行われました。これらの調査結果を分析評価した上で、「歩いて楽しいまちなか戦略」の実現に向けて今後も検討と合意形成が進められていきます。

フォーラムもパートナーシップの下、協議会の一員としてこの取組に参画していきます。今後の動向にご注目ください。