■記事
2008/04/01
★新連載★ 京の交通交流ひろば出張所
京都だけ! 他都市にはない市営交通カード乗車券などの一般のお店での販売
こんにちは、事務局コーディネーターの長谷川吉典です。今月から新連載「京の交通交流ひろば出張所」をお届けします。
「京の交通交流ひろば」は、“環境に優しい交通体系の創出”を目指して活動している交通WGのウェブサイトで、環境を主な視点にしながら京都の交通に関する様々な情報を紹介しています。本連載では、その中から、広くフォーラム会員の皆様に興味深く見ていただけるようなトピックを毎月ご紹介して行きたいと思います。
●マイカーでなく公共交通機関を使いましょう
2005年度から2006年度にかけて、市バスも地下鉄も利用客数が増えました。経費削減の努力もあって、市バスは4年連続で単年度黒字の決算になり、地下鉄の経営も改善されつつあります。
とくに市バスについては、昔のイメージで乗ろうと思わない方もいらっしゃるかと思いますが、最近では定時運行も相当な割合で守られています。また、地下鉄の路線も長くなりました。さらに、便利でお得な乗車券も身近なお店で買えますので、地球温暖化防止の面からもマイカーをできるだけ使わず、公共交通機関を使っていただければと思います。
●便利でお得な市営交通のカード乗車券
関西で電車やバスを利用する人にとって「スルッとKANSAI」カード乗車券はすっかり馴染みのものになりました。また、最近は「PiTaPa」などのICカード乗車券をお使いになっている方も多いと思います。
スルッとKANSAIカードには運賃の割引はないので、京都の市バス・地下鉄を利用する方は、京都市交通局の「トラフィカ京カード」をお求めになることが多いと思います。トラフィカ京カードでは運賃が1割お得になるほか、市バス-市バス、市バス-地下鉄の乗継割引も適用されます。
また、1日に3回以上市バスや地下鉄に乗車するときは「市バス専用一日乗車券カード」と「市営地下鉄1dayフリーチケット」が更にお得です。
●皆さんはカード乗車券をどこで買いますか?
これらのお得なカード乗車券は、どこで買い求めますか? 他の都市の人にとっては、カード乗車券などは基本的に駅かバスの車内で買うものです。京都でも地下鉄の駅や市バス車内で買うことができます。
加えて、京都市内では、沢山の一般のお店などでカード乗車券を販売しています。これは、他の都市ではほとんど見られないことですが、市バスを利用する際にはとても便利です。
●タバコ店や郵便局やコンビニエンスストアでカード乗車券を販売
市電が走っていた時代から、市内のタバコ店を中心に回数券が販売されていました。今では、カード乗車券が中心になっていますが、緑色の「回数券」の看板や貼紙が依然として目印に使われています。タバコ店から商売替えをしたお店がそのまま取り扱いを続けているので、今では、喫茶店・書店・クリーニング店・薬局・菓子店・OA機器販売店など一見してかなり意外なお店がカード乗車券を販売していたりもします。
また、市内の全ての郵便局で市営交通のカード乗車券を販売しています。最近はあまりこのことをPRしていない様子なので、ご存知でない方が多いかも知れません。
さらに、多くのコンビニエンスストアのレジでもカード乗車券を買い求めることができます。写真のようにレジ台に掲示がある店舗も無い店舗もありますが、掲示が無くてもレジで訊ねてみるとカード乗車券を置いているコンビニエンスストアが多いです。
●子ども一日乗車券も買えます
大人用500円の市バス専用一日乗車券カードは1日平均約1万枚が売れる人気のカード乗車券ですが、市バスの車内では大人用のみを販売していて、250円の子供用のカードは、地下鉄の駅や、お店に行くと買うことができます。子供用の一日乗車券を使っているところはあまり見かけないので、お店で買えることをもっとPRするとよいと思います。
(コンビニエンスストア)
(喫茶店・たばこ店)
(郵便局)