■記事
2009/09/04
交通・エコツーリズムワーキンググループ(WG)の近況報告
これまで交通WGでは、環境負荷の少ない交通体系の創出を目的とし、歩くまち京都の実現に向けて、公共交通に関するシンポジウムの開催や自転車駐輪場に関する交通社会実験などを行ってきました。また、エコツーリズムWGでは、観光都市京都における環境調和型観光(エコツーリズム)の実現を目的として、環境に配慮した宿泊施設の普及活動などを行ってきました。
7月11日に、これまでの活動を踏まえて、両WGにおける共通の課題や目標を抽出するコアメンバー会議を開催しました。会議では、合同で実施することによる相乗効果により、効果的な活動が出来ないかを議論しました。両WGの共通項である「環境負荷の少ない交通体系の創出・観光の実施」をキーワードに、今年度は双方の企画を持ち寄り実施することが出来ないか、等が提案されました。具体的には、毎年11月に開催される「まちなかを歩く日」のイベントの一環として、交通WG・エコツーリズムWG合同で、『(仮称)2050年の京都の姿を考える』シンポジウムを開催し、フォーラムのこれまでの活動実績を広くアピールしていくことになりました。
また、8月5日には京都市都市計画局歩くまち京都推進室とフォーラムメンバーによる「歩くまち・京都」総合交通戦略に関する意見交換会を行い、都市計画局との連携など新たな進展がありました。
このように交通WGでは、歩く・公共交通・自転車等をキーワードに【歩いて楽しいまち→人が賑わう場所(集まる場所)→公共交通が移動手段】となるまちづくりを目指します。エコツーリズムWGでは、引き続き環境に配慮した宿泊施設の普及を目指して、京都グリーン購入ネットワークと連携して宿泊施設の環境対策に関する利用者アンケート【エコ宿チェック】に協力します。
今、両WGが出来る事、伝えるべき事を見つけ出し、京都から環境まちづくりの創出・実現を目指します。京都に住む人・訪れる人、どちらにとっても「環境モデル都市・京都」の良さを感じ取っていただける活動を進めていきます。