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■記事

2009/10/09

■バスと電車でecoグルメ!
レストラン・カフェ等の取組②-割り箸の使い方-

フォーラムでは2007年度より、市民や観光客の皆さんに、マイカーではなく公共交通を利用してもらうために「バスと電車でecoグルメ!」を実施しています。

「バスと電車でecoグルメ!」パンフレットには、環境に配慮した飲食店の取組を掲載し、これまで環境の取組をあまりされていなかった飲食店にも、取組を始めていただくきっかけとすることを目指しています。今回は、掲載飲食店のごみの削減についての取組のうち、割り箸の使い方について紹介します。

【割り箸の使い方】外国産の割り箸の不使用、または国産の間伐材の割り箸の使用

「やさい料理 ベジノート」や「Royal Host」では割り箸を使わず、また「京料理 萬長」では国産の間伐材の割り箸を使用しています。最近、ほかの飲食店の中にも、割り箸から塗り箸に変える店舗が出てきています。

林野庁資料および貿易統計によると、2006年に日本に輸入された割り箸は245億膳です。これは日本の割り箸消費量の98%に相当し、このうち99%が中国産です。国内での生産量は5億膳に過ぎません。(※1)

中国産の割り箸は木製割り箸と竹割り箸の2種類があり、生産比率は78:22です。木製割り箸は中国北部地域の森林を伐採しているほか、ロシアなどから木材を輸入して製造されています。一方、竹割り箸は南部地域で生産されています。竹は生長時間が長く、地中に網の目のように張り巡らされた根から次々と芽が出て来るため、伐採して利用しても、また生えてきます。最近は竹製割り箸の割合が徐々に増えて来ています。(※2)今後、持続可能な資源である竹製割り箸の生産の比率が高くなれば、森林を伐採せずに製造できるため、自然環境への負荷を抑えることが期待できます。

とは言え、現在は森林を伐採して生産する木製割り箸の比率が高く、また、竹製割り箸が今後増えたとしても、中国から日本に輸出するためには多くの輸送エネルギーがかかります。また、日本は国土の67%を森林が占める世界第三位の森林大国ですが、そのうちの42%がスギやヒノキの人工林であり、多くが手入れされずに放置されています。国産の間伐材の割り箸の需要が増えれば、国内の放置人工林の手入れが進み、地球温暖化防止や災害防止、生物多様性保全に繋がります。

現段階では、使い捨てではない塗り箸や、国産の割り箸を使用することが、環境への負荷を少なくすると言えます。フォーラム事務所の近くの居酒屋では、ボトルキープならぬ「マイ箸キープ」をしている店舗もあります。皆さんも、お箸にこだわりのある店舗に行ってみませんか?

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(※1) 環境goo 割り箸をめぐる6つのSTORY STORY2 輸入割り箸の99%が中国産の問題記事提供 ECO DO http://eco.goo.ne.jp/food/chopsticks/02.html より
(※2) EICネット[中国発:竹割り箸の生産地を訪ねる]小柳秀明 財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)北京事務所長 http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu070531.html より

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このような環境配慮をされる飲食店が、これから増えていくことを期待しています。皆さんも、ぜひ、外食の際にはエコな取組を行う飲食店を選択肢に入れてください。