●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2009/11/06

■バスと電車でecoグルメ!
レストラン・カフェでできる環境取組
-作る人や自然生態系への負担が少ない食材の選択-

フォーラムでは2007年度より「バスと電車でecoグルメ!」を実施しています。
市民や観光客の皆さんには、マイカーではなく公共交通を利用してもらい、また飲食店には環境配慮の取組をしていただくことを目的としています。
今回は、飲食店でできる環境の取組のうち、作る人や自然生態系への負担が少ない食材の選択について紹介します。

■ フェア・トレード食品の使用

日本には世界中から多くの食品が輸入されています。コーヒー、バナナ、カカオ、砂糖など開発途上国から輸入される食品は、現地で作物を作った人たちに公正な報酬が支払われていないことが多くあります。「フェア・トレード」は、世界経済や流通システムの歪みによって貧困に追いやられている人々が正当な報酬を受け、誇りを取り戻して自立することを目指す、対等なパートナーシップによる貿易です。

京都市の環境行動計画「京のアジェンダ21」は、1992年にリオデジャネイロで開催された「地球サミット」にて持続可能社会への行動計画「アジェンダ21」が提唱された流れを受けて、1997年に策定されました。「アジェンダ21」の基本理念の中には、貧困撲滅と、より公正な世界の資源配分が環境政策にとって重要であることが掲げられています。

最近ではフェアトレードコーヒーなどがメニューにあるカフェが少しずつ増えてきています。フェアトレードの食品やメニューを扱う飲食店が、今後増えていくことを期待します。

■ 持続可能な漁業による魚介類の使用

国連食料農業機関(FAO)によると、現在、乱獲等の理由により、主要な200魚種のうち8割が、これ以上捕獲すると持続可能ではない状態になっています。先日も、日本海クロマグロの平均体重が、この25年間で160kgから44kgに減少していることが報道されていました。漁業技術の向上により、産卵期の若い個体まで捕獲されるようになったことが原因だと考えられています。クロマグロ、マイワシなど日本食にも馴染みのある魚が、年々小型化したり、漁獲量が減少しています。

そんな中、海のエコラベルと言われる「MSC(海洋管理協議会)認証制度」が生まれました。このマークは、水産資源や海洋環境に配慮して獲られた水産物に与えられます。イギリスに本部のある「MSC(海洋管理協議会)」が定めた「持続可能な漁業のための原則と基準」に基づき、漁業を第三者の認証機関が認証し、その漁業で獲られた水産物にはMSC の認証マークを付けることができます。

来年、名古屋で、生物多様性条約第10回締結国会議が開催される中、持続可能な漁業が注目されるようになっていくと考えられます。欧米のように、魚介類を提供する飲食店で、MSC認証を得た食材の使用が少しずつ広まることを期待します。

【MSCマーク】

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皆さんも、ぜひ、外食の際にはエコな取組を行う飲食店を選択肢に入れてください。