●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2006/04/12

2005/10/4~2006/3/14 戦略検討委員会 報告

2005年10月4日(火)に第1回会議、10月18日(火)に第2回会議を開催しました。フォーラムがより望ましい方向にいくよう、真剣な議論を行いました。

第1回委員会では、“これまでの成果とフォーラムの役割”をテーマとして、フォーラムがこれまで何をしてきて何を達成できたかについて、共有しました。

第2回委員会では、“人、組織、活動を「つなぐ」フォーラム”をテーマとし、フォーラムにとって会員とは何か、会員にとってのフォーラムとは何かについて議論を深めました。

11月1日(火)に第3回会議を開催しました。第3回会議では、フォーラムの「情報」機能をテーマとして、フォーラムの広報活動の現状と課題を確認し、課題の解決方法を検討しました。伝達すべきことや記事掲載の基準の明確化が必要、対象に合わせた記事の書き方や紙面の構成を工夫することが大事、といった意見が出されました。

11月15日(火)に第4回会議を開催しました。第4回会議では、「ワーキンググループ(WG)から、より広範なミッション(使命)領域へ」をテーマに、フォーラムのミッションについて議論するとともに、フォーラム全体から見た各WGのあり方について意見交換し、WGの組み直しや新規立ち上げのアイディアが出されました。

第5回会議(11月29日・火)では、「これからのフォーラムのイメージについて」をテーマに、これまでの議論から導き出される、フォーラムのあるべき将来像について議論を深めました。「フォーラムの重要だと思われる役割が、外から見て分かるような組織編成が必要」、「法人化も考えて良いのではないか」、「事務所はもっと一般市民が行きやすい場所にした方が良い」といった意見が出されました。

第6回会議(12月20日・火)では、「コーディネータ提案と中間報告案について」をテーマに、第5回会議での議論を受けてのフォーラムのあるべき組織編成、役割に関するコーディネータ提案をもとに、議論を行いました。「フォーラムの体力、財力に見合った組織編成が必要」「活動を評価する場が必要」といった意見が出されました。

次回の幹事会で、この中間報告が行われる予定です。

2006年1月10日(火)に開催された第7回会議では、「フォーラムのミッション(使命)とは何か?」をテーマに議論がなされました。

フォーラムのミッションを達成し、実現していくためのレベルを6段階に分けて整理し、それぞれのレベルでのパートナーシップの組み方、つくり方や、体制づくりなどについて議論がなされました。

また、フォーラムの組織を、市民や関連団体に向けた幅広い参加の呼びかけとパートナー獲得の場、テーマ別の意見交換や方向検討の場、実際の活動の推進体制、具体的な活動の中心メンバーによるフォーラム内の情報共有や、現場からの方向性の提示の機会、そして、政策面において行政との橋渡しを担う会議といった形で役割と機能を整理しました。特に、現在少し弱くなっている円卓会議の場と機能の再構築、そして、これまで十分に位置付けられていなかった、施策実現に向けた行政との連絡窓口の必要性などについても意見交換がなされました。

これまでの議論については、「中間報告」として1月17日の平成17年度第5回幹事会・第4回常任幹事会合同会議にて、戦略検討委員会コーディネーターの山田章博氏より報告されました。

1月24日(火)に開催された第8回戦略検討委員会では、「2006 改革の提案」というテーマで、フォーラムの目的やミッション(使命)の確認と現在の課題、それを推進していくための機能や体制について議論しました。

2月9日(木)に開催された第9回会議では、第8回での議論をもとに、昨年10 月から回を重ねてきた戦略検討委員会の『報告案』について検討しました。『報告案』の中では、フォーラムのこれまでの成果を踏まえた上で、フォーラムの新たなミッションや改革プログラムの提案がありました。それについて、委員の間からは「京のアジェンダ21」が策定された背景や、その見直しについて、京都市の行政内における位置付けや政策統合の問題など、かなりフォーラムの根本に関わる意見が出され、議論されました。今後、委員から意見があれば反映した上で、成案として幹事会にて報告、幹事会にて承認を得るというプロセスを踏む予定です。

第10回(最終回) 戦略検討委員会報告

●戦略検討委員会設置の経緯
京都議定書の発効、京都市地球温暖化対策条例の施行などにともなう新たな動きや、内外の変化が生じてきている中で、改めて、フォーラムの目的、組織、活動および運営に関わる全ての分野を対象に、徹底した検討を行っていくこととなりました。

そこで戦略検討委員会が昨年9月の第3回幹事会・第2回常任幹事会合同会議にて、幹事会直属のプロジェクトチームとして発足しました。これまで2回の戦略会議設立準備会を含む12回の会合を開催し、当フォーラムの活動全般(資金面、推進体制、ワーキンググループ等の活動、広報など)に関して協議・検討を進めてきました。

3月14日(火)にひと・まち交流館 京都にて開催された、最終となる第10回戦略検討委員会では、これまでの議論をとりまとめ、幹事会に報告する「戦略検討委員会報告(案)」(以降「報告案」)についての最終調整を行いました。

「報告案」では、フォーラムの役割、ミッション(使命)、機能についての議論を踏まえて、フォーラム改革のプログラムが提案されました。

【フォーラム改革のプログラム(中期的)】
フォーラム改革のプログラムでは、(1)幹事会での事務案件の処理量を大幅に減らし、幹事会の主要な機能を「円卓会議」とする、(2)常任幹事会をフォーラムが行う事業・活動の企画・調整および評価を行う「フォーラム企画会議」として位置づける、(3)ワーキンググループ(WG)の再編を行い数を半数程度に減らすとともに、WG内で進められている事業指向の取組はタスクチーム、プロジェクトチームとする(4)フォーラムの機能と活動を京都市の政策に結びつけるために、京都市の庁内各部局との連絡調整会議機能を設ける。(5)広報を充実させる、といったようなことが提案されました。

また上の改革プログラムの中で、平成18年度から早急に着手すべきと思われる短期的な取組を「フォーラム改革プラン2006」として、ワーキンググループの再編に向けた検討や、事務所や事務局業務の改善、事務所の移転を行うことが提案されています。

コーディネーターの山田章博氏が、今回の議論や、参加できなかった委員からの意見を「報告案」に反映させ、3月28日開催の平成17年度第6回幹事会・第5回常任幹事会合同会議に報告されます。事務局では「報告案」に基づいた次年度の事業計画案を作成し、承認を得る予定です。

最後になりましたが、コーディネーター及び戦略検討委員の皆様、半年間ありがとうございました。紙面を借りて御礼申し上げます。