■記事
2006/08/16
京のアジェンダ21フォーラム 平成18年度総会 概要
日時:2006年6月27日(火)午後6時30分~7時30分
場所:ウィングス京都 2階 セミナー室A、セミナー室B
代表挨拶 「“第2の倦怠期”を乗り越え、フォーラム改革に、そして温暖化防止活動に踏み出そう。」
フォーラム発足から8年、その間に何度か転機がありました。発足から3~4年目頃にも、やってもやっても成果が出ない時期がありましたが、その時にいくつかの画期的な出来事があり、再び息を吹き返したということがありました。
現在、フォーラムは「第2の倦怠期」にあるといえるのかもしれません。皆さんは、フォーラムに対していろいろ努力をしているが、成果がなかなか目に見えて現れないという行き詰まり感を抱いていると思います。そこでこの1年間、本気になって、フォーラム改革に向けた戦略検討委員会を開き、議論をし、プランができました。
地球全体の気候変動、温暖化の状況は刻々と悪い方向に進行していることは間違いなさそうです。そういう状況にありながら、我々の努力がなかなか目に見えた成果に結びつかないというジレンマ、ギャップをどのように埋めたらよいのか。このことを改めて全員で考え直す時期に来ているのではないでしょうか。
改革に向けて進みだした時期に当たっている今年は、フォーラム、そして世界の状況も踏まえながら、皆さんには、当事者としての積極的なご意見とご参加をお願いしたいと思っております。
<開会> 事務局長 向井
<議長選任> 規約第19条第2項により、内藤代表を選任。
<定足数の確認> 出席32名・団体、委任状提出247名・団体 計279名・団体で、会員総数551名・団体の過半数を充たしているので、総会は成立した。
<第1号議案> 平成17年度事業報告について(説明 事務局チーフコーディネーター 滋野)
*議案P1~4参照
<第2号議案> 平成17年度決算報告について(説明 事務局 狩野)
*議案P5(監査報告)、P6~8(一般会計)、P9~10(寄付金特別会計)、P11(KES認証事業部特別会計)、P12(他機関からの補助等)参照
<第3号議案> 平成18年度活動方針及び事業計画案について(説明 滋野)
*議案P13~15(活動方針及び事業計画)、P16(事業スケジュール)参照
<第4号議案> 平成18年度予算案について(説明 狩野)
*議案P17~18(一般会計)、P19(寄付金特別会計)、P20(KES認証事業部特別会計)参照
いずれの議案についても承認された。
<質疑応答・意見>
【第1号議案及び第2号議案】
- 設立時の熱気が失われたと言われるフォーラムだが、そこから脱却するために、フォーラムが外の動きにもっと積極的に関わっていくべき。また改革を進める上で、円卓会議をもっと緊張感のあるものにするべき。それには、幹事だけが参加するのではなく、幹事を補強する存在としての会員に対して開かれたものにするとよいと思う。“緊張感”と“開放性”と“責任性”でもって熱気を取り戻してほしい。
- P6~8において、今後は費用対効果を評価すべき。今年度は改革の考え方に沿って「重点プロジェクト」を選択して実施するが、やった後の評価が大事。
→来年度に向けて、“情報公開”や“費用対効果”を進めていきたい。また幹事会については、既に今年度のフォーラム改革の中で、各主体の代表が活発に議論して合意を作る場、事業を作る場、外部の主体とネットワークを作る場に変えていきつつある。 - P9において、寄付金特別会計は寄付金を単に貯めているように見えるが、資金を地球温暖化対策の事業に使う考えはないのか?
→平成18年度予算でも支出は盛り込んでいないが、必要に応じて年度途中の補正予算として執行することも考えられる。
【第1号議案及び第2号議案】
- P17の「受託金収入」とは何か?
→地球温暖化対策の事業をフォーラムが京都市から受託する形で、京都市の予算からフォーラムが受け取るお金のこと。 - 「戦略検討委員会報告」のような配布資料は、事前配布してほしい。
→来年度には事前配布できるよう改善したい。 - 配布資料「戦略検討委員会報告」の位置付けは?
→戦略検討委員会の報告書は幹事会への報告であり、総会の議決事項ではない。「フォーラム改革プラン2006」は、この報告に基づいて策定されている。 - 現場で活動している会員からの意見や要望は、「戦略検討委員会報告」に書かれていること以外にももっといろいろあるように思える。
→意見を記録に留めて、フォーラム改革を進めていく。
一般会員の方がどれだけ声を届けることができ、また声を受け止めていけるか、そのしくみをフォーラムに作ることが今求められている。 - 戦略検討委員会の報告、幹事会からの提案を公開して、会員の意見をウェブやFAXといった手段で集めることを考えてほしい。
→早速取りかかる。
(2006年7月現在、戦略検討委員会、改革推進プロジェクトの報告についてはこちらにて公開中。
<閉会> 事務局長 向井