●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2006/11/25

「脱温暖化行動キャンペーン」~地球の未来にやさしい風を~企画検討進捗報告

2007年2月の1ヶ月間実施予定の「脱温暖化行動キャンペーン(以下、キャンペーン)」の内容について、プロジェクトチーム(以下、PT)で企画調整を進めています。PT内に設けた3つの専門チーム(交通部門、エネルギー部門、統一行動部門)で検討が進んでいる具体的な内容について、現在の進捗状況を報告します。なお、11月上旬以降、キャンペーン専用のウェブサイトを開設予定です。フォーラムウェブサイト(1ページ右肩参照)からリンクできるように準備しますので、ご注目ください。

■交通部門

交通部門では以下の取組を実施します。

●交通局と取り組む公共交通利用促進
まちなかを舞台に公共交通と環境への 市民の関心を高めるため、下記3企画の実施を検討中です。
○まちなかのお買い物は公共交通がお値打ち!「地下鉄+お買い物=100円バス」
協力店舗において一定額の買い物をした際、京都市交通局地下鉄一日乗車券を提示した客に、100円バス無料券(キャンペーン期間中有効)をプレゼントする。
○公共交通への子どもの利用促進 「地下鉄・市バスを乗り こなそっ」
子ども用地下鉄一日乗車券・市バス一日乗車券を無料配布し、それを使って行った先の報告を提出してもらう。
○環境に配慮した公共交通のアピール 「100円バスは100%BDF(※注参照)車輌」
キャンペーン期間中、100円バス(2台)を100%BDF車輌で運行する。

●大規模社会実験を見据えた交通社会実験に向けてのアンケート調査実施
現在、京都市都市計画局交通政策室および「歩いて楽しいまちなか戦略推進協議会」において検討が進められている「歩いて楽しいまちなか戦略(以下、「まちなか戦略」)」について、市民の意見を問う「調査」を実施することを検討中です。

※注:BDF:バイオディーゼルフューエルの略。
軽油の代わりに使うことができる植物性燃料。廃食油(家庭でてんぷらや揚げ物をした後の捨てる油)を精製してできる軽油代替燃料です。

■エネルギー部門

エネルギー部門では以下の取組を実施します。

●省エネ相談所を設置
市民の皆さんにCO2をなるべく出さないライフスタイルを心がけてもらえるようにするため、省エネ相談所を設けることになりました。相談員による省エネ診断・提案のほか、省エネに関する展示を行います。来てくださった方には、記念品をお渡しする予定です。
相談日は1月26日、2月2日、2月9日の3日間に分けて、市内10箇所程度で実施する予定です。詳しくは次号以降の『月刊あじぇんだ』、ウェブサイト等でお知らせします。

●京都市内のスーパー等に対し、レジ袋の有料配布を依頼
マイバッグを持参するお客さんを増やすることでレジ袋消費量を削減し、ひいてはCO2を削減するために、京都市内のスーパー等の店舗に対し、2月のキャンペーン期間中、レジ袋の有料配布等レジ袋削減のための取組をしていただけるよう依頼します。
京都市では2006年10月から「家庭ごみ有料指定袋制」がスタートしました。レジ袋の有料化を、環境負荷の少ない買物の仕方を始めることや、店舗でのレジ袋費用の削減となる絶好の機会と捉え、ぜひ多くの店舗、市民の皆さんにご協力いただきたいと思っています。

■統一行動部門

●脱温暖化に向けた取組実施を幅広く呼びかけ
統一行動部門では、幅広い層の大勢の人々に対して呼びかけを行い、今すぐ出来る具体的な行動や注意点を伝えて、かつてない多くの方々に「私もやります」と宣言していただく活動に取り組みたいと考えています。
行動期間は来年2月1日~28日の1ヶ月間です。この間、たとえば各家庭の皆様に次のような行動宣言をお願いすることを考えています。

◆エコライフの実践

  1. 厚着をして暖房を1℃下げます(目標20℃)
  2. 風呂の残り湯を洗濯に使います
  3. 地場産野菜を選んで買います
  4. 旬の食材を選びます
  5. 使わない部屋の電気は消します
  6. シャワーを流しっぱなしにしません(1分短縮)
  7. 厚手で長めのカーテンを使います
  8. 公共交通機関や自転車を利用します
  9. 何度も利用できる容器を使った商品を選びます
  10. 10.マイバッグを持ち歩きレジ袋を断ります

◆エコドライブの実践

  1. アイドリングストップを実践します(5秒で省エネ!)
  2. 不要な荷物は下ろします
  3. アクセルはゆっくり踏み込みます
  4. 余裕を持った車間距離を保ちます
  5. 通行を妨げる場所には駐車しません

上記の各項目の中からそれぞれの方が“やってみよう”と考える項目についてキャンペーン期間中の実践を宣言していただき、宣言を励みに選んだ脱温暖化の具体的な行動を継続的に行っていただくことを呼びかけます。

呼びかけは、さまざまな方法で幅広く行うことを計画中です。

宣言して下さった方々の宣言内容を温室効果ガスの排出削減量に換算することも計画中です。大勢の方が同時に取り組むことで、大きな地球温暖化対策の効果が上がることを示せればと考えています。

この統一行動メニューの呼びかけを目にされましたら、ぜひあなたも宣言と行動にご参加ください。

「脱温暖化行動キャンペーン」プロジェクトチームからの募集です

別途記載のあるもの以外の応募、問合せはフォーラム事務所までお願いします。

●子ども(小学生)を対象にした環境に配慮したグッズをPRしませんか?
「地下鉄・市バスを乗りこなそっ!」企画に参加した子どもたちに、参加賞としてプレゼントする景品を募集します。2007年3月に授与式の実施を検討中です(郵送になる場合もあります)。提供いただいた企業・事業所はフォーラムウェブサイト等で提供元としてご紹介させていただきます。
応募締切:11月15日(水)
商品の必要個数:200個(予定)対象:小学生(6歳~12歳)

●協力していただける店舗募集
協力いただいた店舗は、「キャンペーン協力店」としてキャンペーンウェブサイトや新聞広告、地下鉄駅掲示ポスター等でご紹介させていただく予定です。協力の条件等については、フォーラム事務所までお問合せください。
○100円循環バスのルート圏内で、京都市交通局一日乗車券を提示したお客様に100円循環バス無料券をお渡しいただく店舗
○京都市内で、レジ袋の有料配布等レジ袋削減のための取組をしていただける店舗

●各専門チームのメンバー:交通部門、エネルギー部門で、それぞれ実施に向けた作業を手伝っていただける方を募集しています。
○100円循環バス無料券配布協力店舗、レジ袋の有料配布等
レジ袋削減のための取組協力店舗への依頼(依頼先紹介、依頼文書発送作業、電話依頼、店舗来訪など)
○子どもから提出された一日乗車券活用報告の集計、返信発 送作業(時給800円程度)
○省エネ相談所の相談員(同封チラシ参照)
省エネ相談所の相談員養成研修「省エネアドバイザー研修会 チャレンジ省エネ相談」を以下の通り開催します。
日時:11月21日(火)午後の部 14:00~16:00、夜間の部 17:00~19:00 場所:京エコロジーセンター
研修内容(予定):省エネ基礎、エコライフチェックの内容について、プレ省エネ相談 、よくある質問への回答(FAQ)
問合せ先:気候ネットワーク(TEL 075-254-1011)