●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2008/07/31

フォーラムの事業や政策提言が生まれる場
ワーキンググループ(WG)に参加しよう!
6月2日幹事会でWGを改革

「ワーキンググループ(WG)」は、フォーラムの活動方針に基づいて、会議や研修会、学習会、事業化に向けた調査研究などの具体的な活動を推進する場です。WGにはどなたでも参加でき、パートナーシップ組織としてのフォーラムの特徴がよく現れた活動の場となっています。各WGでは、市民や企業、NPO、行政、大学の研究者の方々など、さまざまな立場の人たちが共通の関心のもとに集い、活動しています。

さて、フォーラムでは、2005(平成17)年度の検討から始まって、中長期的な視点も含めフォーラムの一層の発展のために組織の改革を進めてきました。その中で、フォーラムの事業や政策提言の多くが生まれたWGについても改革が検討されてきました。WGについては、去る6月2日に開催された2008(平成20)年度第1回幹事会・第1回常任幹事会合同会議において、下記の変更が承認されました。たとえば、WGの改廃は2002年度(自然エネルギーWG設置)以来となりますが、今回のまとまった変更で、WG活動についてもフォーラム改革に沿って、一層の活動活発化を図る新体制のスタートとなります。

(1)5つのWGを舞台に活動を活性化!

2008年度からは、新体制のもと、「企業活動WG」「エコツーリズムWG」「交通WG」(「環境にやさしい交通体系の創出WG」から名称を変更)「えこまつりWG」「自然エネルギーWG」の5つのWGについて活動継続します。

フォーラム改革の一つとして、活動に関わる資源(マンパワーや活動資金)の集中を図り、WG活動の一層の活発化に務めます。

なお、各WGの活動内容等はWG紹介のコーナーをご参照ください。

(2)WGコーディネーターを事務局が担当

WGにおいて、活動の取りまとめ役となるコーディネーターの役割は大変重要です。コーディネーターは、担当のWGへの大勢の方の参加を促すとともに、興味ある話題を提供する学習会などの機会を設けたり、活動の中で出されたアイディアを事業化につなげるべくメンバー同士の議論の整理を行うなど、広範囲の活動が期待されます。

これまで各WGのコーディネーターは、報酬のない中ボランティアで担われてきましたが、仕事内容・責任に対して限られた時間などの中での対応が難しくなっていました。そこで、事務局がWGコーディネーターを担当し、運営会議や初心者も参加しやすい催事(勉強会・見学会等)の開催などWGの活動活発化を図る基礎的な活動も受け持ちます。

(3)幹事の担当WG制がスタート

フォーラムの幹事会は、およそ2ヶ月毎に開催され、フォーラムの組織としての機関決定を行いますが、そのメンバーである幹事について、機関決定にあたってこれまで以上にフォーラムの現場の活動を把握してもらうよう、“担当WG”制を始めます。

各幹事は担当するWGの活動の把握に努めます。WGコーディネーターは、各WGのメーリングリストの運用などを通じて、幹事に対してもWGの各種の連絡事項・活動情報を伝えます。

また、WGコーディネーターは、この担当WG制を通じて、各幹事の所属組織とフォーラムとの関係の緊密化も図ります。各幹事は、WGの活動成果が上がるよう、WGの活動、幹事会での議論、決定結果を各所属団体等に持ち帰り、各所属団体等において必要な働きかけを行います。

なお、各WGのコーディネーターと担当幹事は下表のとおりです。

表 各WGのコーディネーターと担当幹事(2008年7月1日現在)
WG コーディネーター 担当幹事(敬称略・五十音順)
企業活動WG 事務局
小山直美
浅岡美恵、今嵐正三、奥原恒興、小幡範雄、谷口正克、津村昭夫、中川大
エコツーリズム
WG
事務局
長谷川吉典
髙田光治、本部正一、山内寛、山岡義明、和田政昭
交通WG 事務局
長谷川吉典
伊東真吾、石谷彰男、里見晋、杦本育生、髙橋肇子、中井敏宏、丸山郁夫、文字英夫
えこまつりWG 事務局
長谷川吉典
草川健治、桑原毅、佐合真、西村仁志
自然エネルギー
WG
事務局
小山直美
大島仁、田浦健朗、立木哲生、内藤正明、森井保光


参加しよう! フォーラムの5つのワーキンググループ

フォーラムの5つのWGについて、ご紹介します。

★企業活動WG

中小企業向けの環境マネジメントシステム、KES・環境マネジメントシステム・スタンダードをつくり普及させました。現在は、次の段階として、中小企業も取り組めるCSR(企業の社会的責任)の取組、京都環境コミュニティ活動(KESC)プロジェクトで地域社会と結びついた環境配慮型の企業活動を進めるWGです。

★エコツーリズムWG

歴史的観光都市・京都において、環境と調和した観光の実現に向けて、宿泊施設の環境取組の深化、観光関連各産業(宿泊・交通・旅行業・出版業・他関連サービス業)の環境視点での連携実現のための調査研究、ガイドツアー事業の創出などに取り組むWGです。

★交通WG

持続可能な社会「歩くまち・京都」の実現に向けた、環境にやさしい交通体系の創出を課題とし、自転車と公共交通機関の活用を中心に、実態調査、京都市が実施する社会実験への参画、まちづくりをはじめ交通と関連するさまざまな分野と連携した施策の提言などの活動に取り組むWGです。

★えこまつりWG

持続可能な社会の中でのお祭り・イベントのあり方を考え、リユース食器の貸出(現在はWGメンバーのNPO法人ecotoneが事業化)などの実践活動と、リーフレット「はじめよう えこまつり」などを用いた交通手段・ごみの減量・省エネルギーなどについての主催者・参加者への環境教育に取り組むWGです。

★自然エネルギーWG

京都の特長を生かした地域協働型の自然エネルギー普及の仕組づくりを目指し、情報交換や協働のための場づくりを行うとともに、現在、「京グリーン電力制度」として試行中の太陽光発電の普及の仕組みの拡大に取り組むWGです。


まだWG活動を経験されていないフォーラム会員の皆さまは、ぜひこの機会に興味をお持ちの分野のWG活動を覗いてみてはいかがでしょうか。活動に参加したい、あるいは参加する前に一度WG活動を見学してみたい、という方は、お気軽にフォーラム事務所までご連絡ください。

(交通WGの活動)