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■記事

2009/06/02

2009(平成21)年度第1回幹事会報告
~「5つの重点取組」を再確認し、温室効果ガス大幅削減のための中長期ビジョン策定を~

4月20日(月)に2009(平成21)年度第1回幹事会を開催しました。年度当初の組織改編・人事異動に伴う役員選任のほか、2009年度総会開催、2009年度プロジェクト設置について事務局から提案し、承認されました。特に総会議案である2009年度事業計画については、活発な意見交換が行われました。

■2009年度の事業計画について

総会議案である2009年度事業計画については、今年1月に開催したフォーラム10周年記念シンポジウムでの提案を受け、設立時に設けられた「京のアジェンダ21 5つの重点取組」[①省エネルギー・省資源のシステムづくり、②グリーン・エコノミック・ネットワークづくり、③エコロジー型新産業システムづくり、④エコツーリズム(環境調和型観光)都市づくり、⑤環境にやさしい交通体系の創出]を再確認し、各事業との整合性を取りながら進めることが確認されました。また、この10年間で、市民の地球環境問題への意識が高まりつつあることから、昨年度からフォーラムで意見交換の場を設けている京都市の脱温暖化中長期ビジョン策定にあたっては、大幅に温室効果ガスの排出を抑制する実効性のある地球温暖化対策を検討していってはどうかという意見が出されました。

【2009年度の重点取組】

1.京都市の「環境モデル都市・京都」における中長期目標(2030年までに1990年比で温室効果ガス40%削減、2050年までに60%削減)の実現に向けた中長期展望を策定し、京都市地球温暖化対策条例の見直しに向けた取組を各セクターと協働で行う。

2.「5つの重点取組」を再確認し、交通やエネルギー、コミュニティづくり等の温室効果ガス削減に効果的な取組を強化するとともに、「温室効果ガス削減の『見える化』」に着手する。また、「地産地消」、「生物多様性保全」など、最近の社会情勢を反映した取り組みも視野に入れていく。

3.「京のアジェンダ21」を市民に広く知らせ、持続可能な京都のまちづくりへの主体的な参加を促進するために、社会的インパクトのある広報活動の実施等、フォーラムの活動の「見える化」を行う。

■2009年度プロジェクト設置について

①バスと電車でecoグルメ、②家庭の省エネルギー対策、③京都環境コミュニティ活動(KESC)、④京グリーン電力制度の4つのプロジェクトを設置することが承認されたほか、⑤中長期展望の策定と、そのための具体的な方策の検討を行うプロジェクトを設置してはどうかという意見が出され、承認されました。特に⑤については、京都市の取り組みと連動し、京都から日本を変えていくくらいの意気込みで取り組んではどうかという積極的な意見が出されました。

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2009年度の事業計画案・予算案は、この幹事会で出された意見を反映し、6月5日の総会で提案され、決定されることになります。