●当フォーラムの紹介

当フォーラムは京都市を拠点とし、さまざまな主体のパートナーシップで持続可能な社会の実現を目指す組織です。

●ワーキンググループ

当フォーラムでは、ワーキンググループ(WG)という名の分科会を複数設け、さまざまな取組を行っています。

●情報倉庫

当フォーラムの活動紹介をはじめ、京都市を中心とした、さまざまな環境情報を発信する広報活動を行っています。

■記事

2009/07/04

6月5日 2009(平成21年)年度 京のアジェンダ21フォーラム総会
~11年目を迎え、「環境モデル都市・京都」の実現を目指して~
事業計画・予算等の議案を承認

2009年6月5日(金)、「職員会館かもがわ」にて京のアジェンダ21フォーラム2009年度総会を開催されました。

■2009(平成21)年度総会 議案

第1号議案 2008(平成20)年度事業報告について

第2号議案 2008(平成20)年度収支決算について

第3号議案 2009(平成21)年度事業計画について

第4号議案 2009(平成21)年度収支予算について

第5号議案 幹事及び監事の選任について

上記の全議案が承認されました。

■開会挨拶 京のアジェンダ21フォーラム代表 内藤正明

今年は例年と違いCOP15でポスト京都について議論される年です。フォーラムは京都議定書の目標を実現するための実行機関として立ち上げた経緯がありますが、削減目的は達成できそうにない状況です。一方で、高い目標を掲げている諸外国と、対応の遅れている日本政府の狭間にいる京都市は、独自に「ゼロ・カーボン都市」を掲げ、はっきりした意思表示を行っています。

この様な背景を踏まえて、これまでの延長線上では無く、高い目標に向けて新たな気持ちで全力で取り組んでいきたいと思っております。会員の皆さまのご支援を頂きます様お願いいたします。

■事業計画・収支予算【基本的な考え方】

1998年のフォーラム設立以降、徐々に、市民の地球環境問題への意識が高まり、大幅に温室効果ガスの排出を抑制する実効性のある地球温暖化対策を行う流れが出来つつあります。

その一方、日本政府の地球温暖化対策は、根本的な対策が示されていないことがしばしば指摘されており、また、今年デンマークで開催される「気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)」は、京都議定書後の新たな枠組みを決定するための重要な会議ですが、各国の利害関係から温室効果ガスの削減に関する交渉は難航が予想されています。

今年度、フォーラムでは、これまでの活動成果や、社会の地球環境問題への意識の変化を踏まえ、今一度フォーラムの5つの重点取組を再確認した上で、「環境モデル都市・京都」実現に向けた本年度の重点取組(下記参照)を各主体とのパートナーシップで実施し、「京都議定書のまち 京都」として日本や世界に地球温暖化対策の必要性を発信していきます。

<京のアジェンダ21 5つの重点取組>

  1. 省エネルギー・省資源のシステムづくり
  2. グリーン・エコノミック・ネットワークづくり
  3. エコロジー型新産業システムづくり
  4. エコツーリズム(環境調和型観光)都市づくり
  5. 環境にやさしい交通体系の創出

<2009年度の重点取組>

  1. 京都市の「環境モデル都市・京都」における中長期目標(2030年までに1990年比で温室効果ガス40%削減、2050年までに60%削減)の実現に向けた中長期展望を策定し、京都市地球温暖化対策条例の見直しに向けた取組を各セクターと協働で行う。
  2. 「5つの重点取組」を再確認し、交通やエネルギー、コミュニティづくり等の温室効果ガス削減に効果的な取組を強化するとともに、「温室効果ガス削減の『見える化』」に着手する。また社会情勢を反映し、「地産地消」、「生物多様性保全」の取組を充実させる。
  3. 「京のアジェンダ21」を市民に広く知らせ、持続可能な京都のまちづくりへの主体的な参加を促進するために、社会的インパクトのある広報活動の実施等、フォーラムの活動の「見える化」を行う。