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■記事

2009/10/09

【2009年度プロジェクト】 家庭の省エネルギー対策プロジェクト
第1回「家庭の省エネアドバイザー養成研修会」を開催―23名が熱心に受講―

フォーラムでは他団体と連携し、区役所・支所、商業施設などで「家庭の省エネ相談所」を開設しています。「家庭の省エネ相談所」とは、市民の皆さんに、日々の暮らしに関するアンケートに記入してもらい、コンピューターで診断して「エコライフ診断書」を発行し、それをもとに、省エネの知識のある「家庭の省エネアドバイザー」が、各家庭に合った省エネのアドバイスを行うというものです。

2010年度には週に1度は「家庭の省エネ相談所」が市内のどこかで開設されるようになることを目指して、今年度「家庭の省エネアドバイザー養成研修会」を開催しています。9月12日(土)に、その第1回目を開催しました。23名が参加され、熱心に研修を受講されました。

■ ワークショップ形式で開催

「家庭の省エネアドバイザー」として活躍するためには、相談に訪れる市民の皆さんとのコミュニケーションが大切です。研修会は、講師の岩木啓子さん(ライフデザイン研究所FLAP代表)が、受講者のコミュニケーション能力を高めることが期待できるワークショップ(体験型講座)形式で進行しました。

まず最初に岩木さんが、「家庭の省エネアドバイザー」の役割は何なのか、その役割を果たせるようになるために、この研修で何を学ぶのかについて説明しました。

その後、全員が自己紹介を行いました。研修会に参加した理由について、受講者から「学校のエコ活動に活かしたい」、「孫やシロクマが将来、生きていけるような地球になっているかどうか不安。社会で役に立ちたいと思った」といった話がされました。お互いのことを知ることで、少しずつ受講者の緊張がほぐれていきました。

ワークショップ形式で楽しく実施
ワークショップ形式で楽しく実施

■ 講義「地球温暖化と省エネ」

次に、鈴木靖文さん(有限会社ひのでやエコライフ研究所 代表取締役)が講義「地球温暖化と省エネ」を行いました。家庭からのCO2排出量の内訳はクルマ、給湯、暖房が多く、家電製品の中ではエアコン、冷蔵庫、照明、テレビの割合が高くなっており、こういった分野で省エネに取り組むと、効果的にCO2排出量を削減することができるという説明がされました。また、省エネ家電製品は、購入時は高くても、消費電力が少なくてすむため、長期間使い続けると、結局省エネ家電製品を購入するほうが家計にもお得になるということや、使わないときは、照明は1分でも消したほうが良いといった説明がありました。

■ 省エネグッズ、パソコン入力の説明

講義後は、受講者を数人ずつのグループに分け、グループごとに、天野光雄さん(省エネ普及ネット・京都 代表)、山本和仁さん(同 事務局長)、鈴木靖文さん、フォーラム事務局職員が、「省エネ相談所」でいつも市民の皆さんに紹介する電球型蛍光灯(省エネ電球)などの省エネグッズや、パソコンの入力方法の説明を行いました。

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受講者の皆さんは、第2回目の研修会終了後、2回の実地研修を経て「家庭の省エネアドバイザー」として認定されます。受講者は皆熱心で、研修会では講師への質問が相次いでいました。今後の活躍が楽しみです。