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■記事

2007/10/31

事業活動・イベントなどで使う電力を、自然エネルギーの電力に
京(みやこ)グリーン電力証書制度がスタート
第1号は「京都・花灯路」

フォーラムの自然エネルギーワーキンググループでは、2002年度から、京都における自然エネルギーの普及・拡大の仕組みづくりの一環として、京都独自のグリーン電力制度(右下説明参照)を検討してきましたが、この度、その成果が実り、「京グリーン電力証書制度」がスタートしました。

■京(みやこ)グリーン電力証書制度の仕組

京グリーン電力証書制度とは、京都市内の市民共同おひさま発電所(市民、事業者が基金を出し合って、保育所等に太陽光発電パネルを設置する取組)で発電した電力をフォーラムが「京グリーン電力」として認証し、事業者などに購入してもらう仕組です。

■京(みやこ)グリーン電力証書制度の特色

○自然エネルギーの地産地消:
京グリーン電力は、京都で自然エネルギーから生み出した電力の環境価値分を証書購入を介して京都で利用してもらうという、自然エネルギーの地産地消の取組です。

○証書購入代金は、おひさま発電所の設置に利用:
証書購入代金は、特定非営利活動法人きょうとグリーンファンドのおひさま基金にプールされ、新たな市民共同おひさま発電所の設置に利用されます。

■第1号として、「京都・花灯路」での利用が決定

制度の利用第1号として、嵐山(今年12月)および東山(来年3月)で開催される「京都・花灯路」で、京グリーン電力が使われます。証書購入を通じて、花灯路のライトアップで使用される電力の一部が、市民共同おひさま発電所で発電したグリーン電力と見なされます。

フォーラムでは、これから本格的な制度の運用に向けて、整備を進めていく予定です。今後、ますます京グリーン電力証書制度の利用が増し、地球温暖化防止につながることが期待されます。なお、詳しくは、特設ページをご覧ください。

【グリーン電力証書制度とは】

グリーン電力とは、太陽光や風力などの自然エネルギーによって発電され、第三者機関によって認証された電力のことを言い、環境負荷の少ない電気という「価値」を持っています。

グリーン電力証書制度とは、その価値を「グリーン電力証書」として値段をつけて発行し、これを企業や自治体、あるいはイベント主催者などの事業者に購入してもらうことでグリーン電力の拡大・普及を目指す取組です。