■記事
2008年4月23日
京のアジェンダ21フォーラム
「京(みやこ)グリーン電力証書」の購入事業者を募集します。
京都で生まれた自然エネルギーを活用してみませんか?
市民・事業者・行政のパートナーシップ組織である「京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム(以下「フォーラム」という)」では、2007年10月に、地球温暖化対策として、地産・地消による自然エネルギーの普及を目指した京都独自の仕組み「京(みやこ)グリーン電力制度」を創設しました。
この度、京(みやこ)グリーン電力証書を購入する事業者を募集することとなりました。
記
1.京都のグリーン電力制度 京グリーン電力
「京グリーン電力制度」は、グリーン電力証書制度を活用し、京都の自然エネルギー発電設備(今年度は、京都市内のおひさま発電所)で作られた電力のうち、自家消費分に含まれる環境付加価値を評価する仕組みです。具体的には、環境付加価値をグリーン電力証書化し、第三者に販売します。
京(みやこ)グリーン電力制度のご案内(PDF形式)
- グリーン電力証書制度
太陽光やバイオマスなどの自然エネルギー発電設備で発電された電力をグリーン電力と言います。このグリーン電力には、「電気としての価値」のほかに「環境付加価値」が含まれます。「環境付加価値」が取引される証明として発行されるのがグリーン電力証書、取引の仕組みがグリーン電力証書制度です。 - おひさま発電所
市民レベルで節電・省エネに取り組み、その節約分の一部を「おひさま基金」に寄付してもらい、保育園等、教育や福祉に関わる公共性の高い施設に太陽光発電設備を設置しているもの。特定非営利活動法人きょうとグリーンファンドが呼びかけて進めており、市内には現在9基のおひさま発電所があります。
2.京グリーン電力制度の特徴
①「地産・地消」の自然エネルギー利用を促進
京都市域の自然エネルギー発電設備で発電されたグリーン電力を、京都市域の事業者等に使ってもらうという「地産・地消」の取組みです。
②太陽光発電設備「おひさま発電所」の増設に貢献
証書代金はおひさま基金に寄付され、おひさま発電所の増設の資金になります。
3.制度の流れ
①事業者・団体等がイベントなどで使用する電力量(全量又は一部)に相当する環境付加価値分を、1kWh当たり10円でフォーラムから購入。
②フォーラムが、「京(みやこ)グリーン電力証書」とロゴマーク使用権を、事業者等に提供。
事業者等は、ロゴマークを使用して、環境貢献をPRできます。
③証書の売上金は、「おひさま基金」にプールされ、おひさま発電所の増設に活用。
4.購入事業者の公募について
①対象
京都市域の事業者、団体、自治体
②ご利用いただける内容
電力消費を伴う事業、催し等(ただし直接電力消費を伴わないもの(例:ガソリンを使用する車両の使用等)であっても、排出されるCO2の量からそれに相当する電力量を換算することが可能なものも含む。)
③公募期間
2008年4月23日(水)から
④価格
10円/kWh。証書の発行を希望される場合は、別途2000円必要。(消費税別途)
※実際に使用される電力は、これまでどおり関西電力から供給され、電気料金をお支払いいただきます。
⑤ご購入いただける量
1件あたり1,000kWh~10,000kWh相当量
*今年度の販売可能な全量は、約48,000kWh相当量です。
⑥証書購入のメリット
「京グリーン電力」マークを使用し、以下の表現などでCO2排出削減効果をアピールできます。
*アピール例
- 「当工場は使用電力の○%を京グリーン電力によってまかなっています」
- 「当事業所で一年間に使用する電気の○kWh相当を、京グリーン電力でまかなっています」
- 「○○○(イベント名など)で使用する電気の○%は、京都市内のおひさま発電所で発電したグリーン電力でまかなっています」
⑦応募方法
- フォーラム事務所に電話、メール、FAXでご連絡ください。申込用紙と説明資料を送付させていただきます。申込用紙に必要事項を記入の上、事務所にFAXまたはメールでお送りください。
- 申込用紙は、ホームページからもダウンロードできます。申込用紙(WORD形式)
- 申込用紙の先着順で受け付けます。
5.事業主体・申込み先
京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム
〒612-0031京都市伏見区深草池ノ内町13 京エコロジーセンター内
TEL 075-647-3535 FAX 075-647-3536
E-mail ma21f@mbox.kyoto-inet.or.jp URL http://ma21f.web.infoseek.co.jp/
- 京(みやこ)のアジェンダ21フォーラム
京都市の環境行動計画として生み出された「京のアジェンダ21」を、市民、事業者、行政のパートナーシップで実行していくために、1998年に創設された組織。様々な立場の人々が協働し、「持続可能な京都づくり」を目指す活動を行っています。代表は内藤正明京都大学名誉教授。
京グリーン電力マーク
京グリーン電力証書
大宮保育園のおひさま発電所
〈参考〉「京(みやこ)グリーン電力証書制度の創設について
~ 太陽光発電の地産・地消の輪を広げていく『京都独自の方式』~」(2007年10月12日)