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■記事

2008/10/31

京都市の脱温暖化中長期ビジョン策定に向けて幹事会で意見交換
今後フォーラムと京都市とで継続的に議論する場をもつことに

10月8日(水)京都市役所寺町第6会議室において、2008(平成20)年度第3回幹事会を開催しました。今回は、2008年度事業中間報告のほか、京都市の脱温暖化中長期ビジョン策定に向けての意見交換を行いました。

まず、2008年度事業実施状況について、2008年度総会で承認された事業計画の項目ごとの進捗状況と今後の予定の一覧をもとに、フォーラム設立10周年記念事業、脱温暖化行動キャンペーン、京グリーン電力の試行運用状況などを中心に事務局から全般の中間報告を行いました。

■ 中長期ビジョンについて意見交換

幹事会のメインは、京都市が進めるべき中長期的な脱温暖化のビジョンの策定に向けての意見交換でした。

まず、京都市から、「環境モデル都市」提案書を資料に用いて、「環境モデル都市」提案内容と京都市が進めている脱温暖化中長期ビジョンの策定についての状況の説明があり、続いて、意見交換が行われました。「環境モデル都市」や京都市の脱温暖化中長期ビジョンとの関わりをテーマにフォーラムで意見交換されるのは、本年度第1回幹事会(6月2日)に続き2回目となります。

フォーラムでは活動方針に掲げる「長期展望の策定とその実現に向けた働きかけ」の具体化を進めていますが、幹事会での意見交換もそのひとつです。中長期的な視点における京都の未来の都市像の共有、その実現に向けての戦略、その中でのフォーラムの役割をテーマに、来る1月16日(金)フォーラム設立10周年記念シンポジウムを開催しますが、それまでに複数回の意見交換の機会を設け、この取組を推進していきます。

■ 意見交換の内容:京都の未来都市像実現に向けた京都らしいストーリーをつくろう

京都市による「環境モデル都市」提案書に対しては、国から求められた内容に応えて沢山の内容を盛りこんでいる一方、京都としての独自ビジョンという意味では、全体の見せ方・魅せ方をもっと工夫するとよい、という意見でした。

京都でこれを実現するためには、実現の主体となる市民に強いメッセージを伝え、共感を得て共に推進する動きをつくりだすことが必要です。そのために、「京都らしいストーリーで京都の本気度を見せる必要がある」「市民が読んで、『自分たちはこれをしたらいいのか!』と伝わる書き方にしよう」、といった意見が出されました。

キーワードは「ライフスタイル」であろう、という意見に賛同が集まりました。現在とは別の価値観をもとにしつつ持続可能で豊かな未来のくらしの姿を展望し、その将来像を実現する道筋を現在まで引き戻してくる「バックキャスティング」の手法を的確に用いて記述したい、という意見がありました。

■ 小幡幹事長のゼミ生(立命館大学)が2030年ビジョンを発表

意見交換の途中、今回特別に参加した立命館大学の小幡幹事長のゼミで学ぶ学生たちから、ゼミの合宿でとりまとめた「わたしたちが考える2030年京都ビジョン」の骨子について発表がありました。自然・住宅・交通・ライフスタイルなどの視点からの簡潔で強いメッセージを提示する構成が評価されるとともに、中長期ビジョンが自分たち自身がこれから生きていく時代と重なる世代の取組に大きな期待が寄せられました。

■ 実践するパートナーシップ組織としてのフォーラムの重要性

内藤代表からは、京都の忘れてはならない長所の一つとして、こういった中長期のビジョンを実現するにあたっての実践部隊となるフォーラムというパートナーシップ組織がすでに存在することがあげられると、他県での経験と比べた指摘がありました。

■ 今後の進め方

まず京都市から、来年の秋をめどとして「環境モデル都市」提案書をベースにビジョンをまとめていく考えであること、とりまとめに向けて、これからも引き続きパートナーシップ組織であるフォーラムとの密な議論をしていきたい、と発言がありました。

目指すべき都市像と、その実現に向けての戦略の検討には、市民の参画や地域の力がかかせません。幹事会では、今後継続的に、フォーラムと京都市の意見交換の場をつくることが確認されました。フォーラム幹事にメンバーの中心になっていただきながら、意見交換の場にどなたでも参加いただける形とする予定です。具体的には、日程等が決まり次第、フォーラムのウェブサイト等でご案内しますので、皆様ぜひご注目ください。